Array.prototype.fill() - 配列の一部を指定した値で埋める

2017/09/26

Array.prototype.fill()は、配列の一部を固定値で埋めるメソッドです。返り値を得られますが、元の配列も変更されます。

概要

名前: fill
所属: Array.prototype
仕様書: https://tc39.github.io/ecma262/#sec-array.prototype.fill

説明

Array.prototype.fill ( value [ , start [ , end ] ] )

第1引数(value)には固定値を指定して下さい。

第2引数(start)には、上書きの開始位置を指定します。

第3引数(end)には、上書きの終了位置を指定します。省略した場合、最後までコピーされます。

開始位置、終了位置は、それぞれ正の数、または負の数で指定できます。区切り線を入れる位置でイメージして下さい。負の数の場合、-0は指定できません。

チュートリアル

このメソッドは、指定した値で配列を埋めます。例えば、"A"という値で、"b"〜"d"までを埋めたい場合は下記の通りです。位置は正の数、または負の数で指定できます。長い配列で末尾の方を指定するには負の数が便利です。

var array = [ "a", "b", "c", "d", "e", ] ;

// 正の数で指定
array.fill( "A", 1, 3 ) ;

// 負の数で指定
array.fill( "A", -4, -1 ) ;

デモ

Array.prototype.fill()のデモです。

<!-- このコードは編集できます。 -->

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
	<style>
body {
	white-space: pre-wrap ;
}
	</style>
</head>
<body>
<script>
/** try it! **/
var array = [ "a", "b", "c", "d", "e" ] ;

var a = array.fill( "A", 1, -1 ) ;
/** try it! **/

var results = { a:a, } ;

for( var name in results ) {
	console.log( name, results[name] ) ;
	document.body.appendChild( new Text( name + " = " + results[name] + "\n" ) ) ;
}
</script>
</body>
</html>