array_diff - 配列の値の差異を確認する
array_diffは、配列の値の差異を調べる関数です。一方にあって一方にない値を確認できます。比較は、(string)$a===(string)$bで行われます。例えば、数値の1と文字列の"1"は同じになります。多次元配列の場合、一次元のみが比較されます。
構文
パラメータ
$array1
基本の配列。
$array2
比較対象となる配列。
$...
比較対象となる配列は1つだけではなく、可変引数として第3引数以降に指定できる。
返り値
array
第1引数の配列にはあって、第2引数以降の配列にはない値を集めた配列。この配列に含まれるのは第1引数の配列の要素(キーと値の組み合わせ)である。
サンプルコード
<?php
$array1 = [ "a", "b", "c", "d", "e" ] ;
$array2 = [ "a", "b", "c" ] ;
$response = array_diff( $array1, $array2 ) ;
デモ
値の差異を確認する
第1引数で指定した基本の配列にはあって、第2引数にはない値を調べます。第1引数と第2引数を入れ替えると違う結果になります。
<?php
/*** このコードは編集できます。 ***/
$array1 = [ "a", "b", "c", "d", "e" ] ;
$array2 = [ "a", "b", "c" ] ;
$response = array_diff( $array1, $array2 ) ;
print_r( $response ) ;
第3引数以降を指定する
比較対象となる配列は1つだけではなく、第3引数以降で複数指定できます。第2引数以降の全ての配列の値が比較対象となります。
<?php
/*** このコードは編集できます。 ***/
$array1 = [ "a", "b", "c", "d", "e" ] ;
$array2 = [ "a" ] ;
$array3 = [ "b", "c" ] ;
$array4 = [ "d" ] ;
$response = array_diff( $array1, $array2, $array3, $array4 ) ;
print_r( $response ) ;
比較方法
比較方法は(string)$a===(string)$bで行われます。なので、文字列に型変換して同じになる値は、同じものと判定されます。
<?php
/*** このコードは編集できます。 ***/
$array1 = [ 1, 2, 3, 4, 5 ] ;
$array2 = [ "1", "2", "3" ] ;
$response = array_diff( $array1, $array2 ) ;
print_r( $response ) ;
参考
- PHP: array_diff
- PHPの公式リファレンス。
関連記事
- list
- 配列から複数の変数に値を代入する。
- levenshtein
- 2つの文字のレーベンシュタイン距離を計算する。
- join
- implodeのエイリアス。
- array_slice
- 配列の一部を切り取る。
- array_diff_assoc
- 配列の要素の差異を確認する。
- array_diff_key
- 配列のキーの差異を確認する。