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ArrayBuffer - 物理メモリ領域(バッファ)の確保

ArrayBufferは固定長のバイナリデータを取り扱うための、物理メモリ領域(バッファ)を確保する機能を備えたオブジェクトです。

概要

名前
ArrayBuffer
仕様書
https://tc39.github.io/ecma262/#sec-arraybuffer-objects

チュートリアル

バッファを作成するにはコンストラクタ関数を利用します。引数にはByteを表す数値を指定して下さい。

// 8byte
var buffer = new ArrayBuffer( 8 ) ;

// 256byte
var buffer = new ArrayBuffer( 256 ) ;

コンストラクタ関数の引数を指定しなかった場合、0byteのバッファが作成されます。

var buffer = new ArrayBuffer() ;

なお、バッファの内容を読み書きするには、これを引数にTypedArray、またはDataViewを作成します。

// TypedArray
var typedArray = new Int8Array( buffer ) ;

// DataView
var dataView = new DataView( buffer ) ;

プロパティ

prototype.byteLength

オブジェクトが確保しているバッファの、Byte単位のサイズを返すプロパティです。

prototype.constructor

コンストラクタのArrayBufferを返すプロパティです。

メソッド

isView()

引数の値がArrayBufferView(ビュー)か否かを確認するメソッドです。

prototype.slice()

ArrayBufferの指定した部分を切り取って、新しいArrayBufferを作成するメソッドです。

サポート状況

FeaturesChromeFirefoxSafariEdgeIEOperaiOS SafariAndroid
ArrayBuffer 5.1+ 10+ 11.6+ 4.0+
isView() 32+ 29+ 7.1+ 11+ 16+ 8.3+×
prototype 5.1+ 10+ 11.6+ 4.0+
byteLength 30+ 11.0+ 10+ 11.6+ 11.0+ 4.4+
constructor 7.1+ 10+ 11.6+ 8.3+ 4.0+
slice() 17+ 12+ 5.1+ 11+ 15+ 6.0+ 4.4+
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更新履歴
2017年9月30日 (土)
コンテンツを公開しました。