生物園-足立区唯一の動物園・水族館
公開日: 2014/06/25 | 更新日:
足立区にある唯一の水族館・動物園である「足立区生物園」をご存知ですか? 足立区が誇る、家族サービスや、恋人とのデートにお勧めのスポットです。今回は、そんな「足立区生物園」の観光情報をまとめました。
外観

2014年4月15日(火)、東京都の足立区にある「足立区生物園」を訪れました。
概要
名称 | |
---|---|
住所 | 121-0064東京都 足立区 保木間 2-17-1 |
休園日 |
月曜祝日の場合は、翌日の火曜日が休園。 |
営業時間 |
|
電話番号 | 03-3884-5577 |
駐車場 | あり |
開園日 | 1993年10月1日 (金) |
ウェブサイト | 公式サイト |
アクセス
徒歩の場合
「竹ノ塚駅」の東口を出たら、矢印の通りに、広場を突っ切るように進んで下さい。突き当たりを、吉野家がある右方面に進みます。
吉野家の右側を、道なりに進んで下さい。基本的に、後は真っすぐ進めば、10分くらいで会場である元淵江公園に着きます。この後は確認用としてご覧下さい。主に飲食店を目印にしているので、そのどこかで食事をするのがお勧めです。
ガストがある交差点です。そのまま真っすぐ進んで下さい。
途中にデニーズがあります。そのまま真っすぐ進んで下さい。
ロイヤルホストがあります。そのまま真っすぐ進んで下さい。
この辺りにバス停「保木間仲通り」があります。竹ノ塚駅からバスに乗る人はここで下車します。道の反対側に竹ノ塚方面のバス停があります。行きは歩き、帰りはバスにしたい人は、この場所をチェックしておきましょう。
AOKIがある交差点を真っすぐに通り過ぎます。ここは国道四号線で、進行方向の右側遠くを見てみて下さい。東京スカイツリーが見えますよ。ちょっとした話題作りにどうぞー。
途中、左側に「くるまやラーメン」があります。道の反対側には「銚子丸」があります。ここを過ぎると飲食店は料亭しかありません。
元淵江公園に到着しました。この写真の左側に料亭の「ほきま亭」があります。会場のすぐそばというだけあって、大抵、満席状態なので、理想はここに来るまでに食事を済ませておくことですね。
バスの場合
竹ノ塚駅からバスでアクセスする方法を紹介します。まずは東口を出て左方面を向いて下さい。左側バス停1番の「花畑団地行保木間仲通り経由(タイムテーブル)」か、右側バス停2番の「綾瀬行(タイムテーブル)」に乗車します。「花畑団地行き」の場合は保木間仲通り経由と林松寺経由があって、後者に乗ると行けないのでご注意下さい。
「保木間仲通り」というバス停で下車して下さい。ここからは上記、「徒歩でのアクセス方法」の6番からの案内を参考にして下さいね。
ちなみにこのバス停の道路の反対側には、帰りに利用する「竹ノ塚方面」のバス停があります。
車の場合
観光地図
全体の地図

足立区生物園の全体地図です。大体30分〜1時間くらいあれば、全て見ることができるくらいの大きさです。
庭園の地図

足立区生物園の庭園の地図です。全体が屋根で囲まれていて、草地帯には、私は1度も見たことありませんが、蛙などが暮しているそう。鳥もたくさん飛んでいます。
レポート
泳ぐ宝石?金魚コーナー

生物園に入ってみていきなり圧倒されたのが、金魚の大水槽でした。これでもかというくらい大きな水槽の中、何百、何千の金魚が自由気ままに泳いでいます。これには感動しますよー。ぜひ画像をクリックして拡大してみて下さい!
大きい空間いっぱいの水と金魚の画に感動します。ベタな表現をすればまるで宝石のよう。
ぜひ、お子様や彼女など大切な人に見せてあげて下さいね。
千匹以上の金魚、品種によって泳ぎ方が違うとのこと。見ていて時間を忘れてしまいそう。
冬に元淵江公園で開催される「光の祭典」というイベント時には、夜間に生物園に入場することができます。その時に撮影したのがこちら。夜も元気に泳いでいましたよ。
ふれあいコーナー

ふれあいコーナーは、その名の通り、様々な動物と触れ合うことができる子供に人気のスポットです。ポニーや羊など、普段は見る機会のない動物がたくさんいます。移動動物園といって、年に何回か東武動物公園からアルパカなどの動物が出張してきたりします。詳しくは公式ウェブサイトをご覧下さい。
ポニーがいます。大人しいですが、お子様など連れて行く時は手を入れないように、ご注意下さいね。
こちらを見る羊。撮影日は雨で身体が泥だらけ。だけど可愛い。近づくと興味を示して寄ってきてくれます。
こんなに近くまで。とっても大人しいので、触ることもできます。子どもが喜びそうですね!平野で天敵を発見しやすいように進化した、横長な黒目が特徴的ですよ。
名称を失念してしまいました…。鳥もたくさんいました。
庭園

ふれあいコーナーを抜けると庭園エリアがあります。合鴨や梟(フクロウ)がいたり、初めての人はビックリしちゃうかもしれない、オタマジャクシ池なんかがあって歩いてて全然飽きません。
こちらがフクロウ。夜行性なのでお休み中でした。というか、生物園の営業中(17時頃まで)に、フクロウが目覚めることってあるのでしょうか…?
2014年7月に再訪問した雨の日。フクロウさんが起きていました。
農業に大活躍の合鴨もいました。
なかなかこちらを向いてくれませんが、なかなか元気な様子でした。
庭園の中央には大きな「おたまじゃくし池」があります。何万匹というレベルで生息してるそうです。
こちらが大量のオタマジャクシ。実はこの日(4月15日)、フジテレビの「有吉くんの正直さんぽ」という番組の取材が行なわれていたのですが、有吉さんや生野(ショーパン)さん、オードリーさん達もこの光景に驚いていましたよ。
庭園には、ヒキガエルが生息しているそうです。至るところにある案内板などを見ていると、さりげなく生態の勉強なんかができちゃいます。
この広大な庭園のところどころに住んでいるそうですよ。探してみると面白いかもしれません。ちなみに私は一匹も見つけられませんでした…。
昆虫ドーム

2014年7月に再開した昆虫ドームに行ってみました。
中は単純な一方通行になっています。迷子になる心配などはありません。虫除けスプレーなどを身体にかけている人は入れないのでご注意下さい!
ドーム内には、昆虫が放し飼いになっています。屋根を見上げてみると…!?
私が2014年7月に訪問した時は雨で、「カブトムシ」と「鈴虫」を見つけることができました。鈴虫は虫かごの中です。踏んでしまわないように、足下には気を付けましょう。
ドーム内は通路と自然エリアの半分に分かれています。虫の生活をすぐ隣に観察できるのは、とってもワクワクします。
餌を塗った木をよく見てみると、大量のカブトムシを発見することができました。
この日は雨だからか、開館(7月1日〜)からなのか、カブトムシくらいしか目立つ昆虫がいなかったのですが、晴れの日だったり、もう少し日が経てば、バッタやかまきりなど、もっともっと多くの種類が見られるかもしれませんねー。
大温室(蝶々)

庭園を順路通りに進むと、温室への入り口があり、その中を大量の蝶々が飛び回っていました。時間帯によっては係員の指導の下、蝶々と触れ合えるイベントもあって、子供たちで賑わっていました!
このように、ところに花が置いてあり、大量の蝶々が夢中で群がっています。動画で撮影してみました。
手が届くほどの近さで大量の蝶々を見ることができました。昔はたくさん飛んでいたアゲハ蝶や黒アゲハ、モンシロチョウとか紫アゲハなんかは、今の子供たちは、あまり見る機会がなく珍しいでしょうね。
大温室内にはこんなに多くの種類の蝶々がいるそうです。足立区で見ることのできる蝶々なんかも紹介されているので、勉強になりそうですねー。画像はクリックで拡大できます。
温室内は大きい蝶々ばかりが目立ちがちですが、ところどころに小さい蝶々が飛んでいます。それらを探してみるのも面白そうですね。
クロアゲハ。私が子供の頃は近所をよく飛んでいました。
アオスジアゲハがホバー飛行しながら、羽をパタパタさせていました。後で調べてみたところ、求愛行動のようです。これは珍しいものに出会えました。動画で10秒ほど撮影してみました。
オージードーム(オーストラリアドーム)

こちらはオーストラリアの環境を実現したというエリア。庭園を順路通りに進むとあります。高い場所から、下にいるワラビーや黒鳥を眺めることができます。
元気よく動き回るワラビーの親子。全然シャッターでとらえることができません(笑)。周りにいた子供も喜んでいました。
2014年7月に再訪。今回は人が少なかった日だったからか、かなりサービス精神旺盛でした!
いつも一緒で中の良い親子です。
アフラックのCMでお馴染みの、ブラックスワンこと黒鳥もいます。本当は鳴き声が可愛いんです。なかなかこっちを向いてくれないところも、またキュート(笑)。
売店・休憩所

順路を進むと、「ちょうど疲れてきたかな〜」というタイミングで休憩エリアがありました。売店と自動販売機があって、座って休むことができます。テラスの席もありました。
こちらが売店。こじんまりしてはいますが、「生きものグッズ」がたくさん置いてありましたよ。
おみやげのぬいぐるみ。オカメインコにチンチラにモルモットにウサギ…、どれも園内にいる生きものです。
文具や靴下なんかも置いてあります。思い出に買っていきたいですねー。
基本的に休憩所・売店はドリンクの自動販売機のみで、食べ物の販売がありませんが、期間限定でアイスキャンディーなど売ってることもあるようです。
外でドリンクなど飲みたい時は、休憩所すぐ近くのテラスでどうぞ。すぐ隣には「バタフライガーデン」があります。地面が濡れちゃってますが、撮影した日は雨が降っていました。
周りには虫かごが設置してあって、訪問した日は「石垣島の昆虫特集」をやっていました。これってよく考えられていますよね。親子で来た時は、休憩中、親の目が離れない範囲で、子供を自由にできるようになっていました。
虫の他にも、ウーパールーパーの飼い方とか…
ダンゴムシ、カタツムリといった、身近な自然生物の飼育方法などが紹介されていました。子供が見ていて飽きないと思うので、お父さん、お母さんは、ゆっくり休憩できそうです(笑)。
水族館エリア

生物園は足立区で唯一の水族館としても有名です。大きさは小さいですが、サメやチンアナゴ、ピラルクなど、鑑賞できる魚の種類はなかなか多くて飽きません。
元気に泳ぐタツノオトシゴを見ることができましたよ。
金魚の大水槽も綺麗でしたが、こちらも青を中心に色とりどりの美しい熱帯魚が泳いでいて見とれてしまいます。
サメのコーナーでは、同じ水槽内にウツボが住んでいました。いつ見ても恐ろしい顔をしています…。
この日一番の収穫だったショット。物凄くサービス精神旺盛な亀がいて、カメラ(iPhone)を向ける度に、顔をこちらに向けてくれました(笑)。
水族館内には、様々なテーマの水槽が並んでいます。こちらは「魚のお宅拝見コーナー」。ビンなどの人工物を住処にする魚を観察できます。他にも「ハンターなお魚(テッポウウオ)」や、「珍しい食べ方をする魚」、「変なかっこうをしている魚(チンアナゴ)」など、色々なコーナーがあり、飽きません。
漫画に出てきそうな見た目のカエル。ちょっと怖いですな…。
ヘビも数種類いました。これはミドリニシキヘビです。
イグアナだっています。熱帯に住む生物だったら大体、見ることできちゃいます。
意外に活発!? リクガメコーナー
水族館コーナーの中心にはリクガメの家が大きなスペースを占めていて、時々、飼育員による餌やりなどを見ることができます。亀とはいえ、動きは活発です。10秒ほどの動画に残してみました。
生物園のアイドル チンチラのコーナー
水族館コーナーでリクガメの家と並んで大きく占めているのはチンチラの家です。とっても可愛い外見。普段は止まっているんですが、動き出したら物凄く速いんです。
チンチラのスペースの下には通路があって、真ん中から顔を出して眺めることができます。まさに天国?
食事中のチンチラです。手を使ってチョコチョコと食べる姿が愛らしいですね〜。
岩などの間に入るのが習性のようで、狭いスペースで寝てる姿も見られます。
仲良く食事をするチンチラさん。
見れたらラッキー!なシマリス

生物園に入ったロビーにあるのがシマリスのコーナー。ですが、必ず見られるわけではありません。
というのも、ロビーフロア全体に、このようにシマリスの通路が通っていて、自由に走っているからなんです。
天井近くまで通路は続いています。
このシマリス、見ることはできても、動きが速過ぎて撮影してもピンボケばかり。2014年冬の、「光の祭典」のイベントで夜の生物園に入った時に運良くはっきりシャッターに収めることができました。
いくらか見ているうちに、動き回る、止まる、動き回る…、というパターンが掴めてきて慣れてきました(笑)。
学習コーナー

入り口すぐのところに「学習・資料室」があって、時期によって違う、「生きもの」に関する様々な資料が展示されています。2014年7月は、「両生類特集」のイベント中だったため、たくさんのカエルが展示されていました。他には、ダチョウの卵や世界中の昆虫標本などがありました。
すぐ隣には小さく図書コーナーがあります。ここの絵本を使って、「ちびっこプログラム」では読み聞かせなど行なっているようです。「生きものの生態」を学ぶ本から、「ごんぎつね」などの、「生きものとのふれあい」を学ぶ本まで、子どもが豊かな教養、心を持つために配慮された作品が揃っていたのが印象的です。
「両生類の生きもの特集」で貼られていたポスター。その時期に行なっているイベントに合わせて、こうやって子どもにも分かりやすく解説されています。
20万人達成記念樹
写真集
個人的な評価
4.9
まさに足立区を代表する観光スポットだと思います。春夏秋冬を通して、職員さんたちが頑張って、様々なイベントを開催してくれています。娯楽的にも、教育的にも、訪れる価値の高い施設といえるでしょう。たったの300円でこれだけの内容がある施設は、都内でも珍しいんじゃないでしょうか?水族館フリークの人はもちろん、区内に住んでいる人も休日を利用して訪れる価値がある名所です!