坊主地獄@別府地獄めぐり-天然記念物の熱泥の坊主頭を見よう!

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大分県旅行のブログ。別府地獄めぐりで、最後に訪れたのは「坊主地獄」です。2017年現在、ここは地獄協会に加入していないため共通券では入場できず、別途1人400円かかります。「鬼石坊主地獄」と似ていますが、こちらは正式に天然記念物に指定されている名勝なので一見の価値ありです。

外観

「坊主地獄」の外観
「坊主地獄」の外観

2017年1月12日(木)、大分県の別府市にある「坊主地獄」を訪れました。

概要

名称坊主地獄ぼうずじごく
住所874-0045大分県 別府市 小倉 6
定休日年中無休
営業時間8:00〜17:00
電話番号0977-66-1581
駐車場

あり

施設の目の前にあります。

アクセス

地獄めぐり、別府観光は路線バスよりも、レンタカーの方がオススメです。

車の場合

坊主地獄の周辺地図車でアクセスするには、国道500号線を行きましょう。国道500号線は大分観光でどこへ行くにも要の道となるので覚えておきましょう。坊主地獄は500号線沿いにあります。500号線を西方面に進むと右側に「海地獄」の看板があり、そこを通り過ぎてさらに約1kmほど進むと、右側に「坊主地獄」の看板が見えてきます。駐車場は施設前にあります。

バスの場合

バスは別府市内で1時間に3本くらいのペースで路線バスが走っています。「本坊主」で下車すればすぐです。

亀の井バス
別府市内を走る路線バス、亀の井バスのウェブサイト。路線図、時刻表などを確認できます。

レポート

園内の風景

坊主地獄の園内風景を360度カメラで撮影してみました。大爆発で荒廃した跡地と和の静寂な庭園が混ざり合った奇妙な空間という印象。

  • 坊主地獄: 温泉園内のところどころに熱泥の温泉が、この坊主地獄の特徴です。
  • 坊主地獄: 植物見る方向を変えれば植物が並ぶ美しい庭園の風景。それを殺風景にする湯けむり。

温泉

坊主地獄: 坊主地獄の温泉
坊主地獄: 坊主地獄の温泉

坊主地獄の温泉は一般的にイメージするものと違って、熱い泥です。かつてこの地にあった「延内寺」という寺院と、その住職である「円内」という坊主を巻き込んだ大爆発が、この温泉の始まりと言われています。

  • 坊主地獄: 湯玉が沈む様子こちらが坊主地獄の温泉です。まさに泥そのもの。最大の特徴は終始、活発に噴き出る湯玉です。沈んだかと思えば…。
  • 坊主地獄: 湯玉が飛び出す様子このように「ボコっ」と勢いよく飛び出す。こんな珍しい現象が延々と繰り返されてます。この湯玉が、大爆発で姿を消した円内坊主の頭だというわけです。この不思議な光景は天然記念物に指定されています。共通券で入れる「鬼石坊主地獄」とは一線を画す文化財で、場内でも「あちらとは一切関係ありません」と案内されていました。
坊主地獄の由来
坊主地獄の由来

貞観九年(西暦867年)今より約1200年前、鶴見山噴火後各所に温泉が湧出し始め、この付近は鶴見七湯の名で古くから有名な温泉郷となっていました。この地は以前火山の神、火男火売(ほのをほのめ)神社の神域で延内寺という寺院がありました。ところが480年前の大地震の時大爆発が起り、火煙と共に寺院も住職の円内坊も一瞬の間に姿を消し、その跡は熱泥を噴き上げる大地獄と化してしまいました。この地獄は当時の爆発の火口で以来坊主地獄と呼び伝えられています。当坊主地獄の現象は泥火山の特異な自然現象で天然記念物に指定された文化財となっています。

天然記念物指定 坊主地獄の由来

蒸気井

坊主地獄: 蒸気井
坊主地獄: 蒸気井

熱泥が続く中、一風変わった温泉がありました。その名も「蒸気井(じょうきせい)」。地下200メートルから噴き出す源泉です。この泉には大地のエネルギーが結集して神が宿っていると言われています。

  • 坊主地獄: 蒸気井の案内温泉の周りには何故か観光スポットには小銭がまかれているという見慣れた光景。蒸されてくたびれた小銭を見ると熱の凄まじさを感じますね。これ、
  • 坊主地獄: 蝦蟇仙人(がませんにん)蒸気井を見守る蝦蟇仙人(がませんにん)。人間と大自然が融合した結果がこの姿だそうです。漫画の『NARUTO』を読んだことがある人は「おおっ」と唸ってしまいますよね(笑)。

蒸気井の様子を動画で撮影したもの。神が宿った泉の強烈な蒸気が伝わるでしょうか。

火山口

坊主地獄: 火山口
坊主地獄: 火山口

最近では平成元年の10月3日に熱泥を噴き上げたという、その名も平成泥火山口。火口の様子を実際に見ることができます。

  • 坊主地獄: 火山口の熱泥こちらがその火山口の様子。火山口の熱泥には、全身の機能回復や美容の効果があると言われていて、坊主地獄に隣接する鉱泥温泉にはこの熱泥を使った露天風呂が用意されています。温泉好きな方は入浴の価値ありですね。
  • 坊主地獄: 火山口の案内この火口から出る熱泥、噴気は、今もなお活発で、量が増し続けているとのこと。

文化財

坊主地獄: 一枚岩仁王像
坊主地獄: 一枚岩仁王像

坊主地獄の入り口の脇に飾ってあった仁王像。一枚岩で作られたものとしては、日本最大級だそうです。

  • 坊主地獄: 地獄蒸しの釜大分県別府市の名物料理と言えば地獄蒸し。温泉の湯けむりで食材を蒸す変わった調理法です。その蒸し釜が飾ってありました。ホテルに泊まれば高い確率で料理に出てきます。
  • 坊主地獄: 寒山・拾得唐時代の高僧の石像。寒山・拾得は学問の祖と言われています。

個人的な評価

4.6

私のような素人からしたら正直なところ、共通券で入場できる「鬼石坊主地獄」と温泉の景色はほとんど変わりません。ですが、ここが「本坊主」と呼ばれているように、正式に天然記念物に指定された文化財を見たいなら行く価値が大いにある場所だと思います。隣接する鉱泥温泉の入浴とセットで観光してみる、というのもオススメです。