龍ヶ窪@新潟-神秘的な美しい湖沼の景色に圧倒された!
新潟県旅行のブログ。神秘的な湖沼の景色を楽しむことができる「龍ヶ窪」を訪れました。地と水の境界が分からないほど、綺麗に湖面が樹々を映します。
外観

2017年5月19日(金)、新潟県の中魚沼郡にある「龍ヶ窪」を訪れました。
概要
名称 | |
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住所 | 949-8204新潟県 中魚沼郡 津南町大字谷内 |
観光時期 | 春、夏、秋 |
開放時間 | 24時間開放 点灯がないため、夕方から夜間にかけて遊歩道を歩くのは危険です。 |
電話番号 | 025-765-3115 (新潟県地域振興課) |
駐車場 | あり 乗用車200円、二輪車100円、バス500円です。 |
ウェブサイト |
アクセス
レポート
遊歩道

龍ヶ窪の湖沼までは、300〜500メートルくらいの遊歩道を歩きます。緑の樹々と鳥の声が美しい空間です。これらの植物はブナ、ミズナラ、ホオノキなど。
遊歩道の途中にあった龍の手水所。この龍ヶ窪には伝説があります。その昔、日照りで食糧難が続いた村の青年が龍の卵を盗み、それに気付いて怒った母龍が村人全員を食い殺そうとします。その時、「子供達だけでも助けてほしい」と必死にお願いした村人たちの姿に心を打たれて、母龍が三日三晩の雨を降らし、今の竜ヶ窪を作ってやったと言われています。この透き通る水は美しい心の象徴だというわけです。賽銭を入れて手を洗えば、邪念が払われるかもしれませんね。
龍ヶ窪の自然についての解説。遊歩道を取り囲む森林は、針葉樹や広葉樹など相の変化に富んでいて、様々な野鳥が集まります。当日は都会では聴けない鳴き声が飛び交っていました。私にはウグイスしか分かりませんでしたが(笑)。
湖沼に行く前に見られるのが、この勢いよく流れる水。龍ヶ窪の水量の多さを物語っています。面積約12,000平方メートルの湖沼の水源は湧き水で、その水量は毎分約30トン、1日43,000トンと膨大。1日で湖沼の全ての水が入れ替わる計算になります。だから濁らずに、この透き通るような透明さを保っていられるんです。
湖沼

遊歩道を進むと展望スポットがあり、間近から龍ヶ窪の湖沼を眺められます。そこには今まで見たことのない神秘的な風景が待っていました。まさに鏡のように反射する水面と森林が合わさって、ファンタジーの世界のような非現実的な空間を作っています。
ユラユラっとわずかに揺れる水面、ホーホケキョという鳥の鳴き声。龍ヶ窪の湖沼には静かな中にも美しい動きと音がありました。
湖沼周辺はどこを見ても素晴らしい風景が広がっていたので、雰囲気が伝われば、と360度カメラで撮影してみました。
祠

湖沼の展望スポットを過ぎ、さらに歩いた一番奥には祠がありました。賽銭箱もありましたが、植物で近付けなかったので遠くから祈念。
祠の周辺に無数にあったミズバショウ。残念ながら当日はほとんど閉じている状態でした。4〜7月頃に開花するそうです。
池に手を入れるとこの通り。ひんやりと冷たくて気持ちいい。遊歩道には水を飲めるスポットもあるので、興味のある人は是非、寄ってみて下さい。
キラキラと輝く水面が美しい。ミズバショウが開花していたら色とりどりの風景になりそうですね。ですが、純粋に水だけの落ち着いた風景もまた格別です。
個人的な評価
5
まさに文句なしの満点。森林と水、自然が作る美しさをこれでもかというほど味わえます。車を持ってないとアクセス困難な場所にありますが、それでもこの風景は生で見る価値があります。近隣の「美人林」はもちろん、少し離れてはいますが「清津峡」に行くなら併せて寄りたいスポットです。
ちなみに冬は大雪が降るため、入場禁止になっています。春先、冬直前の秋などの微妙な時期は、当日、行く前に観光が可能かどうか電話で確認するようにしましょう。