とさいぬパーク@桂浜-土佐闘犬を見て、子犬と触れ合ってきたよ!

公開日:

高知の伝統行事、土佐闘犬。土佐犬同士が力を競う犬相撲です。桂浜公園にある「とさいぬパーク」で、限られた日にだけ観覧できると聞いたので、行ってきました。想像以上の迫力に圧倒されました。そしてその後は、土佐犬の子犬と触れ合い、癒されてきましたとさ。…とさ。

外観

「とさいぬパーク」の外観
「とさいぬパーク」の外観

2017年5月27日(土)、高知県の高知市にある「とさいぬパーク」を訪れました。

概要

名称とさいぬパークとさいぬぱーく
住所781-0262高知県 高知市 浦戸 6 とさいぬパーク
開催日

月に1、2回

毎月、開催日は公式ウェブサイトで発表されます。

電話番号050-3033-3166
駐車場あり
ウェブサイト

アクセス

桂浜公園内にある

とさいぬパークは桂浜公園内にあります。JR高知駅からは車で約50分ほどです。自家用車、レンタカーがない場合は、観光バスの「My遊バス」がオススメです。アクセス方法については、下記記事をご参考下さい。

桂浜公園で海の絶景と坂本竜馬像に会ってきたよ!
高知県桂浜で、竜王岬と龍頭岬、坂本龍馬像などを見学。車、バスでのアクセス方法など。

観光地図

とさいぬパークの全体地図
とさいぬパークの全体地図

とさいぬパークの全体地図です。観光は案内付きのツアーになるので、基本的に覚えたり、確認する必要はありません。

とさいぬパークに関するQ&A

初めて行く人のために、とさいぬパークの利用方法と簡単な流れを説明します。

チケットはどうやって買うの?

とさいぬパークのチケット売場
とさいぬパークのチケット売場

とさいぬパークを利用するには、チケットが必要です。チケットは現地で開催の10分前までに購入できます。桂浜の海浜へ出る手前にある大きなおみやげショップの建物の1階、奥にある販売所で購入して下さい。

  • とさいぬパークのチケットチケットは当日なら、いつでも購入できるので、お早めに!
  • チケットの割引について「My遊バス」や「龍馬パスポート」などを見せると割引が適用されるので、確認しておきましょう。

席は指定できるの?

先着順で指定できます。基本的には、チケットを早く買った人から順に、一番前の席が割り振られていくようです。購入時に「一番前の席でいいですか?」などと聞かれるので、もし、希望があれば伝えましょう。もちろん、席は一番前がオススメです。横綱土俵入りの時は、「席から立って撮影タイム」があるので、一番前にいる人が有利です。

ツアーの内容はどんな感じ?

とさいぬパークは、自由行動ではなく、スタッフの案内に従い行動するツアー型となります。ツアーは「闘犬観戦ツアー」と「横綱土俵入り子犬ふれあいツアー」の2種類があります。違いは「闘犬を観戦するかしないか」と「横綱と記念撮影できるかできないか」です。闘犬を見たい人は前者、横綱と記念撮影したい人は後者を選択しましょう。全て楽しむなら、最低2回の利用が必要です。

イベント内容闘犬観戦ツアー横綱土俵入り子犬ふれあいツアー
料金1,500円500円
博物館見学
子犬と触れ合い
横綱土俵入り
横綱の撮影
横綱と記念撮影×
闘犬観戦×

スケジュールはどうなってるの?

とさいぬパークのスケジュール表
とさいぬパークのスケジュール表

基本的に、「闘犬観戦ツアー」は1ヶ月に1、2回で、「横綱土俵入り子犬ふれあいツアー」は1日に2、3回、行なわれているようです。「闘犬観戦ツアー」は月初めくらいに公式ウェブサイトで発表されます。土佐犬の健康状態に大きく左右されて、変更される場合もあるので、定期的に予定をチェックすることをオススメします。

写真撮影はできるの?

とさいぬパークの写真撮影ルール
とさいぬパークの写真撮影ルール

ルールに従えばできます。ルールは分かりやすく案内されています。館内の展示物以外は、基本的にフラッシュ禁止で撮影OKです。闘犬の試合に関しては、個人的に楽しむ目的で撮影することはできますが、それをインターネット上で公開するには、許可を得る必要があります。メディア関係者の人は、事前に問い合わせて下さい。

闘犬の内容は刺激的?

刺激的です。「押し合いっこして土俵から出れば勝負あり」というような、ソフトな内容ではありません。巨大な土佐闘犬同士が組み合ったり、噛み合ったりして、血も出ます。そういった内容であることを、あらかじめ覚悟して、観戦しましょう。なお、私が行った当日、会場には女の子、男の子ともに多く来ていて、楽しんでいる印象を受けました。犬を見たいだけの場合は、「横綱土俵入り子犬ふれあいツアー」を選択して下さい。

闘犬のルールは?

土佐闘犬の試合は、用語やルールを知らなくても、その迫力だけで楽しめます。しかし、より詳しいルールを事前に知っておくと、勝敗の理由を理解できたりして面白いかもしれません。

猶予時間

試合が始まって1、2分は「猶予時間」と言って、その間に、犬が鳴いても負けにはなりません。「鳴く」というのは、「セリ声」のことです。「セリ声」とは、主に苦痛を表す声のことです。試合が始まってすぐはウォームアップみたいなものと、とらえておけば大丈夫だと思います。時間については、大会ごとに差異があるようです。

牙縫い

牙縫い(きばぬい)とは、自分の唇に牙が刺さった状態のことです。審判が牙縫いの状態を認めて宣告することで、犬主が2回まで、10秒以内に外すことができるみたいです。犬主が牙縫いの解除を放棄した場合は、その状態で、試合を最後まで闘います。回数、秒数は、大会ごとに差異があるようです。

負けとなる行為

闘犬の試合において、勝敗の判定となる行為は、主に12個あるそうです。こちらは、会場での解説を整理して表にしたものです。ちなみに当日の試合では、「走り」が適用されて勝敗がつきました。

名称説明
セリ声苦痛を表す声。攻撃を受けた時だけではなく、する時にも発することがある。
吠声恐怖を表す声。闘争心が尽きて怖がった時などに発する時がある。
泣き声痛さを表す声。攻撃を受けた時に発する。
走り三歩走って、もう一頭が一歩追った時に判定される。闘争心が尽きた時だけでなく、体勢を立て直した時にも起こる。
追い声引き分け一方が「走り」になった時、もう一方が追いながら声を発した場合は引き分けとなる。
吠え廻り相手に噛まれた状態で土俵を一周、または横断される。
巴廻り土俵の端と端から、お互いに睨み合いながら、横に三歩動くと引き分けになる。
当て込み片方の犬が三回、肩口に突っ込んでも反応を見せない場合に負けとなる。
柵割り土俵から出ようと柵から頭を出した場合に負けとなる。
柵掛け柵の上にいる犬主に甘えようと、柵に前足をかけたら負けとなる。
威嚇牙を剥き出し、嫌悪の表情を見せて威嚇をしたら負けとなる。闘争心がなかったり、体調不良の場合に多い。
変態排泄したり、嘔吐した場合は負けとなる。

レポート

この章は、「闘犬観戦ツアー」の体験記です。

闘犬観戦ツアーのはじまり

「闘犬観戦ツアー」の集合場所
「闘犬観戦ツアー」の集合場所

生まれて初めての、土佐闘犬の試合観戦。時間が近づいてくると、建物で「〜に集合して下さい」というアナウンスが流れます。集まるのは建物の外。ここから、裏に回り込むようにして、会場に向かいました。

  • 土佐闘犬の元の四国犬会場へ向かう途中に、ガイドさんから土佐闘犬についての案内を聞けます。ややこしいのですが、「土佐犬」と「土佐闘犬」は違います。この看板が、土佐闘犬の元である、四国犬です。この四国犬が、土佐犬という名前で、天然記念物に指定されています。四国犬は2015年10月現在、テレビ番組の「志村どうぶつ園」でたまに見ることができるので、興味のある人はチェックしよう。
  • 四国犬先ほどの四国犬に、ブルドック、ポインター、そしてグレートデーンといった外国犬を交配させて、土佐闘犬が生まれました。原型が全くないですよね。

犬の博物館

「犬の博物館」の見学はほとんど出来ません。というのも、博物館は、闘犬の試合会場へ入る前の単なる待機場所だからです。みんながスムーズに行動すれば、その分、あっという間に博物館の見学時間は終わってしまいます(笑)。博物館には、トロフィーや闘犬の歴史年表、歴代横綱犬の首輪や胴輪が展示されていました。撮影禁止です。

横綱土俵入り

闘犬の試合会場
闘犬の試合会場

いよいよ、闘犬の試合会場へ入場します。席で囲まれた真ん中に、土俵があって、そこで2頭の土佐闘犬が試合をします。その前にあるのが、横綱の土俵入りセレモニーです。

  • 試合会場の席席はこんな感じ。チケットを早く買った人から、一番前の席に座れます。
  • 歴代横綱犬の名前壁には、代々の横綱犬の名前が掲げられています。大相撲と同じく、横綱は偉大ですね。
  • 席から土俵を見る席に座ると、土俵はこのように見えます。「柵が邪魔になりそうだな〜」という心配も杞憂。とっても見やすかったですよ。
  • 横綱の土俵入りしばし待つと、突然会場が真っ暗に!? その間に何やら大型の犬が入ってきます。あれが土佐闘犬…。暗くなっている間に、そそくさと装備品が付けられます。
横綱の土佐闘犬
横綱の土佐闘犬

そして会場に明かりが戻ると大歓声が。横綱の土佐闘犬の登場です!それにしても物凄い貫禄だ。闘犬は「鳴いたら負け」というルールなので、横綱ともなると当然、ピクリとも鳴きません。何事にも動じない。そんな印象。

  • 土佐闘犬の雰囲気この時間は、席から離れて、柵越しに自由に写真撮影することができます。せっかくなので、正面からも一枚。写真だとただ睨みをきかせているみたいに映ってますが、実際は、とっても穏やかな雰囲気で、それでいて試合が始まったら爆発しそうな、そんな「嵐の前の静けさ」のような凄みがありました。ちなみに、この横綱は試合はしません。
  • 横綱の退場写真撮影時間が終わったら、横綱が退場していきます。私と言えば、横綱の威厳にはほど遠く、この時は「それにしても玉袋でかいな…」とか馬鹿なことを思ってました。

闘犬の試合

試合は、写真のネット上での公開が禁止されているので、文章だけです。横綱が退場すると、二頭の土佐闘犬が、飼い主とともに入場してきます。横綱を見た余韻に浸っていると、あっという間に試合が始まってしまうので注意しましょう。試合は、二頭目が入場した瞬間にスタートです。

二頭の巨大な土佐闘犬が、いきなり、立ってガッツリ組み合います。その時の身長といったら、ほぼ人間と同じくらいの高さです。そして、お互いが、お互いの首に噛み付きます。そのまま、土俵の柵際を引っ張られるように回る。想像していた以上の凄まじさでした。これが5分くらい続きます。

何より驚いたのは、全然、声を発しないこと。「鳴いたら負け」というルールを聞いた時、「そんなんすぐ終わってしまうじゃん…」と思ったのが愚かなくらい、全く声を発しません。それでいて、街で思い切り吠えている獰猛犬と次元が違う「激しさ」が伝わってきます。元々は猪の狩猟用という話を聞いて、どうしても犬が猪に勝つというイメージがなく、ピンと来なかったんですが、この試合を見たら納得しますね。これは猪に勝つわ。人間じゃ銃がないと絶対に勝てません。

凄まじさは最後まで続きます。組み合い、噛み合いが続き、一頭が背中を向けてしまい勝負あり。しかし、その後もお互いが再び噛み合います。飼い主が尻尾を必死に引っ張って引き離そうとするのですが、全然離れません。最後は、審判が紙に火をつけて間に挟み込むように近づけると、本能から、やっとお互いが離れました。いや〜、凄い試合を見た。盛大な拍手が土俵を包みました。

子犬との触れ合い

土佐闘犬の子犬
土佐闘犬の子犬

闘犬の試合が終わると、場所を犬舎に移して、土佐闘犬の子犬との触れ合いタイムです。癒される時間のスタートだ。頭を撫でようとすると、いきなり甘噛みしてくるのでご注意(笑)。

  • 土佐闘犬の犬舎犬舎の風景。ここでは、10頭以上の子犬が飼育されています。
  • 寝ている子犬柵を覗くと、寄り添い合って寝ている子犬たちの姿が。それにしても、スベスベの肌だな。
  • 靴紐に興味を示す子犬子犬は、ビックリするくらい人懐っこいです。そして、悪戯っ子。靴ひもを見ると、噛み噛みして…。
  • 靴紐を引っ張る子犬グイーッと器用に引っ張って解こうとしてきます。これには拍手を送りたかったのですが、この後、飼育員さんによる「めっ」というお仕置きが(笑)。
土佐闘犬の手
土佐闘犬の手

靴ひもを解いたことからも分かる通り、土佐闘犬の子犬の手足は、異様なほど巨大です。なんでも、手足が先に成長し、その後、それに合わせるようにして身体が大きくなっていくそうです。足が大きい子は身長が伸びるぞーってことですね。

  • 土佐闘犬の肉球猫の肉球はよく可愛いと聞きますが、この土佐闘犬の子犬の肉球も、巨大でスベスベで丸くてクセになります。
  • 子犬の体重は20キロ超え!?聞いて驚くことばかりなのですが、この子犬は、まだ生後たったの3ヶ月半なんです。それで既に体重は20キロを超えています。身体を触ってみると、ギッシリと筋肉が詰まっているよう。丸〜いお腹なのにそれが脂肪じゃないのは、私とは違う点の1つです。
  • じゃれ合う土佐闘犬人が減ってくると、やがて、二頭でじゃれ合い始めます。甘噛みですが、闘犬の試合を想起させますね。土佐闘犬の本能でしょうか。
  • 寝技で勝負する土佐闘犬おら〜、降参しろや、われ〜。いやじゃ〜。
  • しつこい土佐闘犬「もう、いいわ〜」と一頭が面倒くさがっても、もう一頭が「まだまだじゃ〜」としつこく離れません(笑)。
  • じゃれ合いを終える土佐闘犬最後は「はいはい、終わり終わり」と一頭が離れていきます。寂しそうな、もう一頭。

個人的な評価

5

「土佐闘犬の試合」「子犬との触れ合い」「横綱犬の撮影」と、内容盛り沢山のツアーで大満足しました。土佐闘犬は高知県の伝統文化。まさに高知県旅行の記念に訪れるのにオススメの観光スポットです。「刺激的な試合は見たくないけど、土佐闘犬にだけ興味がある」という人向けに、試合なしのツアーを用意しているのもポイント高いです。それも、ただ試合が無いのではなく、横綱との記念撮影という特典が追加されているのが素晴らしいですよね。土佐闘犬の要はもちろん試合なので、都合が合う場合は観戦してほしいところではありますが、試合を抜きにしても十分に楽しめるので安心して下さい。