宮本屋@高知-毎日変わるスープ?大勝軒の流れを汲むラーメン屋
高知駅周辺のラーメン屋さん巡り。「蔵木」「土州屋」に続いて訪れたのが、この「宮本屋」です。東京の大勝軒で13年間修行した後、この地に同名の「大勝軒」としてオープン、その後、店主の名前をとって「宮本屋」になったそうです。豚骨の程よく塩っぱ辛いスープは毎日食べたくなる飽きない美味しさでした。
外観
2015年10月19日(月)、高知県の高知市にある「宮本屋」を訪れました。
概要
名称 | |
---|---|
住所 | 780-0833高知県 高知市 南はりまや町 1-6-1 |
定休日 | 年中無休 |
営業時間 |
|
電話番号 | 088-885-6256 |
麺の種類 | 不明 |
席 |
|
駐車場 | なし 店先に提携駐車場あり。100円割引のサービスを受けられます。 |
開店日 | 2003年3月 |
メニュー
長男(しょうゆ) | 850円 | しお | 850円 |
---|---|---|---|
次男(にんにく) | 900円 |
ラーメン | 850円 | にんにくラーメン | 950円 |
---|---|---|---|
チャーシューメン | 1,050円 | にんにくチャーシュー | 1,150円 |
ボウズ | 750円 | タンタンメン | 1,000円 |
やくみそば | 950円 | しおラーメン | 900円 |
みそラーメン | 950円 | 煽り野菜そば | 1,050円 |
みそチャーシュー | 1,150円 |
あぶらそば | 850円 | 温玉冷麺 | 950円 |
---|---|---|---|
冷麺 | 850円 | チャーシュー冷麺 | 1,100円 |
なま玉子 | 50円 | チャーシュー | 200円 |
---|---|---|---|
ゆで玉子 | 100円 | メンマ | 200円 |
温泉玉子 | 100円 | ワンタン | 200円 |
ねぎ | 100円 | もやし | 100円 |
焼きギョーザ | 420円 | メンマとキュウリ | 320円 |
---|---|---|---|
水ギョーザ | 420円 | ポークとキュウリ | 320円 |
唐揚げ | 500円 | チャーシュー皿 | 420円 |
ごはん | 50円 | 唐揚げ丼 | 500円 |
---|---|---|---|
チャーシュー丼 | 450円 | まかないから生まれた宮本屋的雑炊 | 850円 |
アクセス
JR高知駅から徒歩10分くらい
提携駐車場あり
レポート
つけ麺
「宮本屋」の基本はつけ麺だと聞き、注文。塩か醤油を選べますが、ここは醤油で。出てきたのが、こちら。定食みたいですね!ごはんはサービスです。
麺の器はシンプルに、麺と玉子とメンマとチャーシュー。メンマとチャーシューは、栄養価とスープとの相性を考えた「宮本屋」の自家製です。
こちらがスープ。魚介と豚骨のダブルスープ。あえて月曜日に訪れて注文してみました。何故、月曜日かというと、宮本屋は3日1サイクルでスープを仕込んでいて、3日目となる月曜日が、豚骨がよく効いて、つけ麺が一番美味しくなるからです。この日、魚介はほとんど感じられませんでした。スープの仕込みについては後で紹介してます。
手前半分は影ではないんです。表面に覆うように被さっている膜を上下半分に分けてみたものです。膜の下には、純粋な醤油の黒が見えてきます。魚粉の匂いが漂う、食欲を誘うスープ。塩っぱ辛さの中にほんのり甘みがあります。月に1回食べたい豪華な味というより、毎日、日常的に自然と食べてしまうようなクセになるタイプの味。
麺は細麺か太麺かを選べます。私は前者を選択。見た目だけでもツルツル感がありますね。その通りで、ツルツルーっと喉ごしが良く、口の中に入っていく麺です。この食感は素晴らしい。太麺を噛んで満腹中枢を刺激するのもいいけど、この細麺の、ツルツル〜っと喉を通らせる快感も最高だ。細麺、オススメですよ。
そして細麺が、塩っぱ辛い系のスープとよく合うのだ。「健康を考えて、砂糖や添加物を一切使用しない優しい味に仕上げている」と案内に書いてあったのですが、自然に身体に入っていきます。自然過ぎて、気付いたら麺がなくなっていた、みたいな感覚。
短冊切りのチャーシュー。正直、このチャーシューの印象は残ってない。
忘れてはいけないのが、この、サービスで付いてきたごはん。高知県産のコシヒカリ100%。モチっとして美味しかった。これは雑炊にするより、このごはんのまま食べた方が絶対美味しいです。
写真集
- 「宮本屋」のロゴです。
- 「宮本屋」の卓上調味料。寒い日なんかは、ラーメンに生姜を入れると合うそうです。
- 漫画コーナー。最近のラーメン屋さんでは見かけなくなりましたね。喫茶店みたいにまったり過ごすのもいいですね。赤ちゃん用のシートもありました。
- 「宮本屋」の店内風景。外観のイメージとは裏腹に、店内はとても広くてゆったりした空間でした。
- 店主の趣味でしょうか。壁には音楽関係のアイテムがズラリと飾られていました。アマチュアバンドがライブ前に寄ることも多いとか。はりまや橋の地下にライブハウスがあったけど、そこを利用している人たちかな?
- 「宮本屋」の営業時間です。月曜のみ、14時閉店なので注意しましょう。
- グルメ駅伝で「宮本屋」が紹介された時のレビューです。
- 「宮本屋」で使われる米は、高知県産のコシヒカリ100%。ごはん、本当に美味いので、行ったらぜひ食べて下さい。
資料集
店主は大勝軒出身
宮本屋の店主は、東京都杉並区にある永福町の「大勝軒」で13年間修行をしました。そして2003年、高知県のこの地に、暖簾分けした「大勝軒」という名で開店し、その後、「宮本屋」に名前を変えます。大勝軒時代の経験に加えて、高知の魚介をふんだんに使った、オリジナルの一品が生み出され、現在、提供されています。
1日ごとに変わるスープの味
宮本屋の魅力は、1日ごとに変わるスープの味です。というのも、ここの豚骨、魚介のダブルスープは、3日間を通して作る大仕込みの作品なんです。1日目、2日目は、言わば「途中」ということになりますが、その日ごとの味の魅力が存在します。1日目は魚介が香って和風が強めなので塩ラーメンが美味しく、3日目に近づくにつれて、今度は豚骨が効いてくるので、つけ麺が美味しくなるそうです。私は月曜日(仕込み3日目)に訪問したので、「つけ麺」を注文しました。魚介はなく、豚骨スープだとばかり思ってました…。
月曜 | 3日目 |
---|---|
火曜 | 初日 |
水曜 | 2日目 |
木曜 | 3日目 |
金曜 | 4日目 |
土曜 | 初日 |
日曜 | 2日目 |
店主の言葉
個人的な評価
5
とっても満足できました。「旅行の記念に1回だけ行く」というよりは、日常的に通って色んなメニューを試したいラーメン屋さんです。「毎日食べても飽きない」って言葉がピッタリの、良い意味でインパクトがない、それでいてクセになるスープが素晴らしい。3日1サイクルで曜日ごとにスープの味が変わるっていう仕組みも面白いですよね。3日目食べたら1日目も食べて味を比べたいですもの!旅行時に行く人は、曜日に合わせたメニューを頼んでみることをオススメします。特に塩ラーメンは、スープの仕込み初日となる火曜と土曜だけです。こんな店が近くにある地元の人は幸せですな…。