からくり時計@はりまや橋-高知を凝縮した8分の演出を楽しもう!
公開日: 2015/10/22 | 更新日:
「はりまや橋」は有名ですが、その向かい側に「からくり時計」があるのをご存知でしたか?1時間おきに、よさこい節のメロディとともに、高知城、桂浜、そしてはりまや橋といった高知の観光スポットが飛び出てくる豪華な時計です。
外観

2015年10月19日(月)、高知県の高知市にある「からくり時計」を訪れました。
概要
名称 | |
---|---|
住所 | 780-0822高知県 高知市 はりまや町 1-5-1 |
観光時期 | 一年中 季節により、演奏するメロディが変わります。 |
稼働時間 | 9:00〜21:00 |
電話番号 | 088-823-9609 |
駐車場 | なし |
ウェブサイト | 高知市観光振興課 |
アクセス
徒歩の場合
車の場合
レポート
からくり時計

こちらが「からくり時計」。全ての仕掛けが登場したバージョンです。上には「高知城」、左には「桂浜と龍馬像」、右には「はりまや橋」、下には「よさこい節」と、高知の魅力が凝縮された豪華な演出となっています。毎日午前9時から21時の間の毎時0分に、演出が始まります。その時間、なんと8分!
1回の稼働ごとに、3曲が順に演奏されます。順番は次の通りです。
- よさこい節
- 高知市歌
- 季節別の歌
春夏秋冬で「季節別の歌」の内容が変わります。全て聴くには、最低4回は訪れる必要がありますね。
季節 | 曲名 |
---|---|
春 | 早春賦 |
夏 | 我は海の子 |
秋 | 里の秋 |
冬 | 椰子の実 |
普段は、こんな感じで、見過ごしてしまいそうな地味な時計になっています。
「からくり時計」は、観光バスの「My遊バス」などが停車するデンテツターミナルビルにあります。見上げないと見えないので、ご注意。
よさこい節を踊る人形。手にはちゃんとに鳴子(なるこ)を持っています。う〜ん、演出が細かい。
上部からは、高知城がド〜〜ンと飛び出してきます。精巧で、天守閣にはしっかりと鯱(しゃちほこ)があります。
左部から出てくるのは桂浜。最初は海岸だけが出てきて、そこから坂本龍馬がズズズっと上がってきます。
最後に右部から「はりまや橋」が出てきます。後からお馬、それを追いかけてくる純信、2体の人形が出てきます。お馬は悲恋物語の通り、涙を流しているんですね。そして純信の手元、橋の欄干に隠れてしまってますが、これはもしかしてかんざしではないでしょうか?

「からくり時計」は、夜に見るとライトアップされていて、また違った感覚で観賞することができます。目立つので、交差点の向こうから外国人観光客の団体が驚いて見ていたのが印象駅。夜だと下部のよさこい祭りの背景が鳴子になっているのが分かりますね。
「からくり時計」が動いている様子を、夜に少しだけ動画で撮影してみました。ダイナミックなメロディと、時計下部で、人形たちが「よさこい節」を踊っている演出が楽しめます。
南国土佐を後にして

「からくり時計」の左側には「南国土佐を後にして」の歌碑と、くじらのモニュメントがあります。
戦時、支那に派遣された歩兵師団の「土佐鯨部隊」にいた兵士たちが、故郷である土佐を想って、この歌を歌い出したといいます。全国的にメジャーになったのは、戦後、ベギー葉山が歌ってからと言います。
くじらのモニュメント。午前8時30分から20時30分にかけて、毎時30分に水を噴くそうです。「からくり時計」の演出後、時間があったら見てみましょう。
「室戸ジオパーク世界認定」の文字。2011年9月18日に認定されたそうです。
「水路に自転車を投げ込まないで下さい」の文字。これは自転車をこの水路に捨てる人がいるんじゃなくて、駐輪されている自転車を悪戯で水路に投げ込む不届き者がいるということですね。違法駐輪か何かは分からないけど、そんなことしちゃダメよ。
個人的な評価
4.5
期待していなかったのですが、豪華な演出とメロディに感動。毎時0〜8分の間と時間が限られていますが、ぜひとも、訪れてほしい観光スポットです。「からくり時計」は「デンテツターミナルビル」のすぐそばです。そのため、「My遊バス」を使って高知観光する人は、バス停「デンテツターミナルビル前」から乗車する際に見ることができます。バスが来るのが毎時8分頃なので、0〜5分くらい、途中までではありますが演出を見ることができますよ。高知というと「はりまや橋」は圧倒的に有名ですが、そのすぐそばに、この「からくり時計」があることは、ほとんど知られていません。一緒にチェックできるので忘れないようにしましょう!