八景島シーパラダイス-島全体が水族館!ワクワクドキドキ体験を楽しもう!
公開日: 2015/09/29 | 更新日:
前々から行きたいと思っていた「横浜・八景島シーパラダイス」。2015年9月の神奈川県旅行でついに訪れることができました。島全体が水族館。行くところ行くところがワクワクドキドキのテーマパークです。
外観

2015年9月24日(木)、神奈川県の横浜市にある「横浜・八景島シーパラダイス」を訪れました。
概要
名称 | |
---|---|
住所 | 236-0006神奈川県 横浜市 金沢区八景島 |
休館日 | 年中無休 |
営業時間 |
|
電話番号 | 045-788-8888 |
駐車場 | あり |
開館日 | 1993年5月8日 (土) |
ウェブサイト |
アクセス
電車でのアクセス
- 八景島シーパラダイスの最寄駅は、シーサイドラインの「八景島駅」です。羽田空港からアクセスする場合、京浜急行空港線で「金沢八景駅」でシーサイドラインに乗り換えます。横浜駅からアクセスする場合は、京浜急行線で「金沢八景駅」、またはJR根岸線で「新杉田駅」でシーサイドラインに乗り換えて下さい。
私たちは横浜駅から金沢八景駅経由でアクセスしました。金沢八景駅は、ややこしいのですが「京浜急行線の金沢八景駅」と「シーサイドラインの金沢八景駅」の2つがあり、この2駅間は徒歩約5分くらいでアクセスできます。一度、駅の外に出る必要があります。写真は京浜急行線の「金沢八景駅」。横浜から行くには、この駅をいったん出て…
シーサイドラインの金沢八景駅まで歩いて下さい。案内に従って歩けば迷うことはありません。
一連の名前が似ていて混乱してしまうのですが(笑)、「金沢八景駅」から「八景島駅」までは4駅、10分ほどです。
車でのアクセス
車でアクセスする場合、八景島の島内に入ることはできないのでご注意下さい。島外の駐車場に停めることになります。駐車料金は1日利用で1,000円です。観光シーズン時は混雑が予想され、停められない場合があります。金沢八景駅、または新杉田駅に駐車して、そこから電車(シーサイドライン)でアクセスした方が確実で楽だと思います。
- 駐車場の案内
- 八景島シーパラダイスの公式サイト。車でアクセス時の駐車場の案内です。
観光地図

八景島シーパラダイスの全体地図です。右下が八景島駅です。島に入ってから左回りに進むと、チケット売場、アクア・ミュージアム(水族館)、うみファーム(ランチ)、アトラクション、ふれあいラグーンと良い感じのコースになるのでオススメです。
観光ガイド
シーパラの楽しみ方

シーパラは色々なチケットがあって分かりづらいのですが、基本的には、水族館だけ楽しみたいなら「アクアリゾーツパス(1名3,000円)」、アトラクションも楽しみたいなら「ワンデーパス(1名5,050円)」です。遅い時間に行くのでなければワンデーパスが一番お得です。神奈川県内のホテルに宿泊する時は、割引チケットがあるかもしれないので、フロントに聞いてみましょう。私たちは、みなとみらいのベイホテル東急でチケットをもらいました。
1日楽しむなら、どこでも好きに入ったり利用できるワンデーパスがオススメです。購入したワンデーパスは腕に巻いておきます。ほぼ全てのエリアが顔パスならぬ腕パスになりますよ〜。
チケット売場の脇、または公式ウェブサイトで当日のイベントを確認できます。非常に多いので、全部見るのは難しいかもしれません。絶対に見たいイベントだけを見て、あとはそんなに気にしすぎず、ゆっくりとコースを回る方が結果的には楽しめるはずです。なんたって、イベント以外にも楽しいことだらけですから。
チケット売場の隣にはコインロッカーがあります。大きい荷物を持っている人は、チケットを買う前に預けてしまいましょう。
シーパラでは食事に困りません。フードコートにはバイキングやカレー、パスタなど揃ってます。が、一番オススメなのは、「うみファーム」で釣った魚をバーベキューで食べられる「焼屋」です。家族で行くなら「釣って食べる」って行為は子どもの教育にも良いと思います。
レポート
アクア・ミュージアム

八景島シーパラダイスに来たら最初に訪れたいのが、この「アクア・ミュージアム」。オーソドックスな水族館です。
水族館の生物たち
一番最初に観たのが、このジンベエザメ。ジンベイかジンベエか迷いますが、正しくは後者のようです。巨大な体躯で、口を開けた姿がタンカーみたいです。このジンベエザメが泳ぐ水槽は、イルカなどがショーで使うプールです。ショーの最中も周りで悠々と泳いでいました。大人しいんですね。
序盤、魚ばかりを想像していたのでその姿に驚かされたのが、ホッキョクグマ。大きいです。毛は白いですが、実はその下の皮膚は真っ黒だというトリビアがあります。
そこには幻想的なクラゲの風景が広がっていたり…
表情が面白いエイの赤ん坊に見とれたりと楽しい時間が待っています。エイだけど名前はウチワザメっていうらしいです。
巨大な魚たちが泳ぐ水槽。
ごっつい魚のオンパレードです。
シーパラの生物はどこかサービス良いイメージ。ガラスの前まですぐ寄ってきてくれます。
ウミガメと同じ水槽には、お休み中のサメの姿も。休んでいる姿の方が貴重ですね。
実はかっこいいダイオウグソクムシ。ガンダムを思わせるお顔。
幼児時代に新潟の水族館で見て、それ以来、家くらい大きいカニというイメージの高足蟹。実際は自分の身体よりも小さいのですけど、子どもの頃に見た衝撃の記憶は忘れません。
マイワシのサーディンラン
敵から逃れるため、群れで集まって1つの大きな形を作るマイワシのサーディンラン。もはや芸術ですね。数十分ごとに、照明を使ったショーが開催されます。
ペンギン
ペンギンコーナーではたくさんのペンギンが自由気ままに泳いでいます。プカプカーっと水中ホバリングしているペンギン、のっそーっと泳ぐペンギン、スイスイーっと泳ぐペンギン、カップルでいちゃつくペンギン。色々な生活風景があり、観ていて飽きません。

ガラスのすぐそばを器用に泳ぐペンギン。立っている時はキュートだけど、泳いでいる姿はかっこいい。
セイウチ
こちらはセイウチ。現代に生きる恐竜とも言えるその大きな身体。水槽のガラスが割れてしまうんじゃないかというくらいダイナミックな泳ぎです。ちょうど食事タイムで、お辞儀や手を振るショーをやっていました。頭も良いんだな〜。
のそーっとした身体からは想像できないほど、泳ぎがお上手。顔もなんだか凛々しいです。
この水槽にいるのはオスのセイ太と、メスのウチ。そのまんまですね。イカやシシャモの他、なんとサプリメントも食べているそうです。
ドルフィン・ファンタジー

幻想的な空間が待っているのは「ドルフィン・ファンタジー」。プールの真下から、泳ぐイルカたちを観察できるスポットです。2015年7月に生まれたばかりの赤ちゃんイルカを観ようと、いざ入館。そこには親子で仲良く泳ぐ姿がありました。
イルカの親子を観に、ドルフィンファンタジーを訪れました。
一面プールですぐ真横をイルカが通ります。まさに記念撮影に最適のエリア。イルカを上手く背景に入れるため、被写体になる人は我慢強くポーズを維持しましょう(笑)。自撮り棒で撮影しているカップルもいましたが、せっかくここまで来てイルカを一緒に入れたいなら、他の人に頼んだ方が断然いいです。お互いに撮影してあげれば多少の手間も問題なし。自分たちと同じように「撮影してほしがってる人」を探しましょう。
「赤ちゃんイルカはどこかな〜?」と探していると、すぐに見つけられました。恐らくママイルカと終止、一緒に泳いでましたよ。既に泳ぎはスイスイ。
途中で合流したのはパパイルカでしょうか?
三頭で泳ぐ姿が微笑ましかったです。
寄り添う姿が愛らしいですね。
奥には円柱の水槽がありました。ここには日本最大級のマンボウが泳いでいたのですが、2015年3月に残念ながら永眠してしまったそうです。
中ではサメが泳いでいました。エイの形をしたウチワザメや、小型サイズのホシザメなど種類は様々。周りで大量に泳いでいるのはイワシです。
アトラクション・コーナー

水族館でたくさんの魚を見た後は気分を変えてアトラクションエリアへ行きましょう。スリルを楽しむフリーフォールやジェットコースター、景色を楽しむシーパラダイスタワーなどがあります。
こちらはリヴァイアサン。海の上を走るジェットコースターです。景色、水しぶきが上がって爽快なことこの上なし。富士急ハイランドの「ええじゃないか」を既に体験している私は「まあ、大したことはないんだろうな」と高を括っていたのですが、いざ乗ってみるとビックリ。絶叫してました(笑)。とにかく遠心力が凄くて右に左に引っ張られます。
こちらは島の中央にそびえ立つシーパラダイスタワーです。地上90メートルの高さから八景島や横浜の景色を楽しみましょう。シーパラの観覧車ですね。
歩いて登るのではなく、このようなドーナッツ型のキャビンに乗って上がります。終止ゆっくりと360度回転するので、まさに全景を眺めることができちゃいます。
基本的にはプラスチックシートなんですが、スタッフに「赤いイスで」と声をかければ、このソファシートに座れます。デートの時なんかは利用してみて下さい。運転ごとに先着2組までなので早めに声をかけましょう。
こちらが地上90メートルからの景色、八景島シーパラダイスの全景です。夜間はイルミネーションで輝くそうです。
回転する景色を眺めながら次に行く場所を決めるのもいいかもしれません。こちらは「うみファーム」の風景。
キャビン内の壁は全て鏡になっています。これを利用するとトリッキーな写真を撮影できるみたいです。YoutubeやVineのネタにいかが?
ちなみにフリーフォールは「最後のお楽しみ」でとっといたのですが、途中で雨が降って来てしまったため乗れませんでした(涙)。
うみファーム

海を通した教育、「海育」をテーマにしたエリアがこの「うみファーム」。
食育ゾーン
エリアは大きく「食育コーナー」と「オーシャンラボ」に分かれています。ワンデーパスがあれば入場無料です。
「食育コーナー」では、釣りや摑み取りで穫った魚を調理してもらい、食べることができます。子どもが「食べるまでにはどのようなことをしなければいけないのか」を学ぶ場となります。
日によって違うみたいですが、アジだと一匹190円、マダイだと一匹1
「釣りしたことないけど大丈夫だろうか…」などという心配は杞憂です。私もここ20年くらい釣りしてないので自信なかったのですが、針を垂らした途端に釣れてしまいます。釣らない方が難しい。これは子どもが体験するのに最適ですね。
釣った魚は全て食べなければいけません。リリースは禁止なので食べられるだけ釣りましょう。
釣った魚を別途料金を支払って調理してもらえます。釣り場のすぐそばにある「からっとキッチン」で唐揚げを作ってもらいました。

アジの唐揚げ。熱々のカリッカリで美味しかったです。

ということで塩焼きにしました。醤油をかけて美味しくいただきました。感謝。
オーシャンラボ

こちらは「オーシャンラボ」。おさかなの研究所です。自然に近い形で、魚の様子を観察できます。
運が良いとエイやサメを見ることができるそうですが、当日は天候の関係でプランクトンが大量発生し、生憎と海が濁っていました。それでも凄かったのが大量のブリ。餌を投げ込むと、それまでの穏やかな水面が嘘だったかのように賑やかになります。
オーシャンラボでは環境改善を目指して様々な取り組みをしているそう。例えば、海草を繁茂させたり、転石帯という岩場を作って生きものを集めたりと様々。
ちなみに、このオーシャンラボのゾーンは7cm以下の魚なら出入り自由な状態になっているそう。船に乗り込んで、海中を直接見ることができます。
だがしかし、当日はこんな感じで濁り放題…。
うっすらーっと、先ほどのブリを見かけるくらいでした。
ふれあいラグーン

私たちが最後に訪れたエリアが「ふれあいラグーン」。水族館の動物たちとの触れ合いを楽しむスペースです。イルカに触ったり、ペンギンと記念撮影をすることができちゃいます。
シーパラ観光の最後は、この「ふれあいラグーン」を訪れました。
毎日、様々なイベントショーが開催されているようです。この日は、イルカによるお絵描きショーをやっていました。器用にキャンパスに独創的な絵を描いていくイルカさん。この絵は、ショーの後にオークション…、ではなく手を挙げた子どもがゲットしました。いつかプレミアがつくかもしれませんね(笑)。
お絵描きの後にお待ちかねの触れ合いイベント。スイスイーと壁際を泳ぐイルカの背中に触ることができました。まるで着ぐるみのゴムみたいな感触でした。イルカは顔や尾びれを触られるのは不快らしいのでご注意を。
それにしても気持ち良さそうに泳ぐイルカの顔が可愛いです。表情豊かなんですね〜。
イルカ以外にも様々なコーナーがあります。こちらはペンギンエリア。「ふれあいラグーン」の受付で申し込みをすると、一緒に記念撮影をすることができます。面白かったのは、掃除をするスタッフさんに悪戯をするペンギン。ホースを突いているうちに水に押し出されてしまいます。14秒あたりの仕草は必見です(笑)。他にも、お尻を突いたり、笛を引っ張ったり、ブラシのすぐそばで糞をしたり…、お茶目な光景がたくさんありますよ!
こちらはオタリアというアシカ科の動物。「海のライオン」と言われている通り、オスは豪華な鬣(たてがみ)を持っています。野生のオタリアはペンギンを食べるそう。そして、なんとここはペンギンの隣のエリア。…安心して下さい。シーパラのオタリアは普段から別の食事を与えているので、ペンギンを餌と思っていないみたいです。
申し込みをすれば、間近で観察することができます。猛獣に分類されるだけに、安全上、盾を向けているんですが、みんなグッスリ就寝中。ちょっとシュールな光景です。
「サメに触れる」って聞くとワクワクしませんか?…そう、ここでは、ドチザメやネコザメに触ることができちゃいます。大人しい種族なんですが、イルカと同様、顔や尾びれではなく、背中をちょこっと触るようにしましょう。
私たちは時間が合わなかったのですが、イルカ以外にもクジラがいて、こちらにも触れたみたいです。写真では奥の丸っこいやつです。
ホテル シーパラダイス・イン

八景島シーパラダイスの中には、ホテルがあります。その名も「ホテル シーパラダイス・イン」。「1泊2日でシーパラを遊び尽くしたい」という人は宿泊がオススメです。場所は「ふれあいラグーン」のすぐ隣。イルカやペンギンたちの様子をベランダから眺められるみたいです。初日は夕方来てイルミネーションなどを楽しみ、翌日に朝から観光なんかのプランが良さそうです。
写真集
個人的な評価
5
大満足の観光でした。この水族館では、親子で泳ぐイルカ、表情豊かなシロイルカ、ガラス間近を泳ぐウミガメや巨大魚、柵の間近でくつろぐペリカン、パタパタと水に押されるペリカンなどなど、素敵なシーンに出会う率が、偶然とは思えないほどとっても多いです。実際、この記事でもけっこう良い写真や動画多くないですか(笑)?
飼育員の腕の賜物なのか、設計の成す業なのか、素人には分かりかねますが「おお、このシーンは!?」って機会がとにかく多い。心躍るんですね。そんなシーンに出会う度に次も次も、と時間を忘れてワクワクドキドキがどんどん大きくなる。まさに、日常を忘れて癒される水族館と言えるでしょう、偉そうに言っちゃいます。
当日は残念ながら途中で雨が降ってきてしまったので、フリーフォールに乗ったり、夜のイルミネーションを見ることができませんでした。次回はせっかくだから、ホテルに泊まって存分に楽しんじゃおうかなーと思います!