こんにゃくパーク@群馬-料理が盛り沢山!工場見学を楽しもう!
公開日: 2015/09/20 | 更新日:
群馬県は甘楽郡にある「こんにゃくパーク(旧名称:こんにゃく博物館)」は、こんにゃくのパラダイスです。こんにゃく作りを体験したり、こんにゃくでできた料理を食べたり、また、こんにゃく製造の様子を見学できちゃいます。しかも、なんと入場、食事が無料!! 観光の所要時間も急げば30分程度なので、群馬に行くなら、ぜひコースに入れたいスポットです。
外観

2015年7月10日(金)、群馬県の甘楽郡にある「こんにゃくパーク」を訪れました。
概要
名称 | |
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住所 | 370-2202群馬県 甘楽郡 甘楽町大字小幡 161-1 |
休館日 | 年中無休 基本的に年中無休ですが、年末年始などに休みがあります。公式サイトをチェックして下さい。 |
営業時間 | 9:00〜18:00 |
電話番号 | 0274-60-4100 |
駐車場 | あり |
開設年 | 2011年 |
ウェブサイト |
アクセス
観光地図

館内は大きく分けて「バイキング」「工場見学」「おみやげ」「体験教室」の4つのコーナーで成り立ってます。
レポート
こんにゃくバイキング

こんにゃくパークに来たら、絶対に見逃してはいけないのが、この、こんにゃくバイキングです。こんにゃくで出来たラーメンや焼きそば、レバーにゼリーなど、様々な創作料理を楽しむことができます。全て無料というのが太っ腹!
午前11時くらいに訪れたのですが、その時には既にバイキング会場は大混雑状態でした。テレビなどでも、よく取り上げられるので大人気なんですね〜。
バイキングのルールはこの通り。簡単に言うと「節度を守って食べよう」ということですね。あと忘れてはならないのは、「滞在時間は約20分ほどに自粛して下さい」とのことです。無料で提供するデモンストレーション(試食)であること、大人気で待つ人がいることを考えれば当然ですよね。
興味があったラーメンコーナーに行ってみました。屋台で雰囲気もバッチリ!?
作り方は簡単で、麺をとってスープをすくうだけのお手軽作業です。麺がとてもこんにゃくとは思えません。
そしてこちらが完成版!見た目は普通のラーメンと全然変わりませんよね。
実食。ラーメン通()の私の舌をうならせる出来。さすがにこんにゃくなので、麺のコシが弱いのは否めませんが、スープとよく絡まって「こんにゃくでここまで出来るのか?」という味になっています。カロリー断然少ないし、食べるラーメンの半分をこっちにしてもいいかもしれません。
一番美味しかった料理はこの「こんにゃく唐揚げ」です。鶏の唐揚げさながらに、衣の食感が癖になる。5割くらいは、こんにゃくというよりも衣が貢献している気がしますが、ラーメンと同じく、唐揚げとして成り立ってます。いや〜、感動。
珍しい料理のオンパレード。こちらはなんと、こんにゃくカレーです。カレーとこんにゃくがいい具合にマッチしています。素晴らしい。
もちろん、オーソドックスな料理もあるのでご心配なく。こちらは、玉こんにゃくの煮物。
最後はスイーツで締めましょう。当日は、マンゴーゼリー、ぶどうゼリーが用意されていました。…はい、これも、こんにゃくで出来ています。
こんにゃく工場を見学

こんにゃくパークでは製造工場を見学することができます。バイキング同様、入場料は0円です。所要時間は5〜10分くらい。フラッシュを焚かなければ撮影自由とのことです。
こんにゃく料理でお腹を満たした私たちが向かったのは2階にある工場見学コース。パークのイメージキャラクター、月野マナンちゃんが可愛いです。
こんにゃくの種類や製造過程によっては、メンテナンスなどで休業している場合があります。当日は、ゼリー工場がお休みでした。それでも、中の機材の様子を見られるのは面白い。
見学コースはこんな感じでカラフルで素敵。ところどころにある案内版で、説明を見ながら進みます。
色々なこんにゃくトリビアを学べます。例えば、こんにゃく芋って、植え付けてから出荷するまで2年、多くて3年もかかるんですね。ビックリしました。
そしてもう1つ衝撃の事実が。なんと日本のこんにゃく芋の約92%が、群馬県で収穫されているんだそうです。群馬県は、こんにゃく王国だったんですね。この、こんにゃくパークでは1日に約80万食もの製品が製造されています。
細いこんにゃくを「しらたき」と呼ぶか、「糸こんにゃく」と呼ぶかで出身地が分かるとか。すごい、しらたき派の私は見事に関東で当たってます(笑)。
コースがカラフルだったり、子どもを飽きさせないように工夫されているのが印象的でした。工場の中に隠れているマナンちゃんを発見してみよう。
マナンちゃんとの記念撮影コーナーもあります。
お土産をゲット

バイキング、工場見学を堪能して最後に向かったのが、お土産コーナー。バイキングで試食できた料理など、様々なこんにゃく製品を購入することができます。
大人気なのが、この詰め放題のコーナー。バス旅行などで大人数が訪れる前に利用しちゃいましょう。
挑戦料は1回500円。体力よりも、如何に上手く、効率良く袋に収納できるかが試されます(笑)。
バイキングで美味しかった、こんにゃくラーメンを発見。迷わず購入!! 麺系はラーメン以外にも焼きそばや稲庭うどんがあります。
こんにゃくあずきバーに、こんにゃく生クリーム大福。ゼリー以外にも、こんにゃくスイーツは盛り沢山です。他にもバームクーヘンやチーズケーキも全部こんにゃく製!
こんにゃく体験コーナー

今回、私たちは時間がなかったので参加しませんでしたが、こんにゃくパークに手作り体験コーナーがあります。所要時間は30〜60分。料金は1,000円程度と割安です。参加は年齢が小学1年生以上、事前電話予約制なのでご注意下さい。

コースは3種類。こんにゃくそのものを作る「手作りこんにゃく体験」、こんにゃくに色を付けるのを楽しむ「カラーマジック体験」、そして、こんにゃくゼリーを作る「フルーツ体験」です。家族やカップルで訪れた時など、思い出作りにぜひ、参加してみましょう。
写真集
こんにゃくパークのブランドロゴです。このカラフルなロゴには「縦、横、丸、三角、様々な形になるこんにゃく」「それらを繋ぐのが"ヨコオ"デイリーフーズであること」という想いが込められているそうです。
こんにゃくパークの観光大使、中山秀征さんと記念撮影なんていかが?
2011年に開設して以来、来場者が110万人を達成したとのこと。「こんにゃくを日本が誇る和食文化として100年後に残すため、その美味しさを万人に伝えていく」というスローガンで建てられた施設といいます。そのスローガンを着々と実現させているようです。
総合受付コーナーの様子。入場する際は料金は発生しませんが、手続きが必要です。
2015年にオープンした足湯コーナー。入り口のすぐ前にあります。こんにゃくと足湯の繫がりが謎ですが、とりあえず、当日は暑かったのでスルーしちゃいました…(笑)。
個人的な評価
4.8
食べて楽しい、見て楽しい、買って楽しい、こんにゃくのテーマパーク。オススメの観光スポットです。個人的には、ここメインで目指すというよりはセットで、悪く言えば、ついでに行く観光地として最適だと思います。所要時間も30分ほどにまとめることが出来るので、急遽時間が空いた時にも観光コースの途中に割り込ませることができるでしょう。群馬観光で人気のトップを争うであろう「富岡製糸場」から約15分ほどの好立地というのがポイント高いですね。
こんにゃくに限らず、日本各地で同じビジネスモデルの、名産の工場見学や試食ができるテーマパークが出来ていったら面白いだろうなーと思いました。ビジネスの勉強の場としても素晴らしい場所だと思います。日本の、こんにゃく文化を担う施設として、これからますます発展していってほしいですね。