しおの風@竹の塚-こだわり塩味ラーメンのオンパレード!塩味派よ集まれ!
公開日: 2014/04/09 | 更新日:
ラーメンというと豚骨が主流、醤油や味噌も多いけど、「塩味が美味しい店」ってなかなか聞きません。塩味で美味しいラーメン店を探している人にお勧めしたいのが、竹の塚で人気を誇るこの「しおの風」です。
外観

2014年1月16日(木)、東京都の足立区にある「しおの風」を訪れました。
概要
名称 | |
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住所 | 121-0813東京都 足立区 竹の塚 6-24-16 |
定休日 | 年中無休 |
営業時間 | 11:00〜25:30 |
電話番号 | 03-3884-3332 |
麺の種類 | 浅草開化楼 |
席 | カウンター |
駐車場 | 2台 |
開店日 | 2007年7月17日 (火) |
メニュー
特選塩らーめん | 900円 | 塩担々麺 | 800円 |
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特選熟成塩らーめん | 970円 | あさり塩らーめん | 880円 |
特選正油らーめん | 900円 | 特選塩つけ麺 | 920円 |
特選味噌らーめん | 970円 | 完熟トマトとアンチョビのとろみ塩つけ麺 | 880円 |
特選煮干塩らーめん | 970円 |
名物 焼餃子(3個) | 390円 | 角煮三色ごはん | 300円 |
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チャーシューごはん | 300円 | 焼きのりほぐし鮭ごはん | 300円 |
自家製塩辛ごはん | 300円 |
アクセス
竹ノ塚駅からのアクセス
「竹ノ塚駅」の東口を降りたら、左に曲がり、道に沿って広場を抜けて下さい。
屋上のキャラクターが目印の「ピー君プラザ」が見えてきます。その手前、天丼てんやの角を左に曲がって下さい。
しばらく真っすぐ進んで下さい。途中、右側にセガワールド、左側に「らーめん大」が見えてきますが、通り過ぎて真っすぐ進みます。
駐輪場がある交差点がありますが、ここも通り過ぎて真っすぐ進みます。
保育園と公園がある道も、道沿いにカーブを描くように進んで下さい。そのまま真っすぐに進みます。
そして右側にセブンイレブンがある交差点に着いたら、そこを左に曲がって下さい。左側に「こじま歯科クリニック」があります。
すぐに「らーめん」の看板が見えます。そこが「しおの風」です。ここまで、駅から大体7〜8分ほどです。
駐車場
レポート
塩つけ麺

「塩つけ麺」、700円に玉子のトッピングをつけたものです。この店のテーマは「塩」なので、アッサリとした印象です。

チャーシューに隠れて見え難いんですが、お麩(ふ)と赤いクコの実が入っています。見た目にも気を使ってますねー。「クコの実」は名前はあまり耳にする機会がありませんが、「杏仁豆腐」とかによく乗っている赤い実といえば、ピンとくるかもしれません。

つけ麺にしては珍しい、透き通ったスープ。あっさり塩味です。ガッツリいきたい気分の人には物足りないかもしれません。
塩担々麺

最近加わったと思われるメニュー「塩担々麺」、800円です。出てきた瞬間、「これは辛そう!」という真っ赤なスープに大量の玉子、そしてお肉ではなくアサリが入っていました。

麺は中細ストレート。スープの辛味をびっしりと口に運んでくれます。身体が温まること、温まること。この日は寒かったんですが一気に身体が温まりました。冬に最高の品ですねー。

こちらが玉子と浅蜊(あさり)。これ自体はマイルドなんですが、麺にも玉子にも辛味がどんどん絡んできます(笑)。

こうやって麺と絡ませて箸が進む、進む。

こちらが真っ赤なスープ。物凄い辛そうだと思いますが、嘘みたいな話、辛さ苦手な私でも大丈夫でした。なので激辛派からすると物足りなさを感じるかもしれません。「不動」や「清正」の辛味ラーメンの方が圧倒的に辛かったです。
完熟トマトとアンチョビのとろみ塩つけ麺

こちらはユニークな「完熟トマトとアンチョビのとろみ塩つけ麺」、880円。ちょっと頼むのに勇気がいる一品でした。

こちらが麺とトッピング。メンマにチャーシュー、半熟玉子に水菜、レモンが入っています。麺は細平打ち麺といえばいいんでしょうか。

注目はこっちのスープですねー。思いっきりドロッとしていて真っ赤。最初はトマトジュースの味を想像してしまいました。

麺にドロッととろみの利いたスープがよく絡みます。他の食べ物で味を例えるのは気が引けるんですが…(笑)、これはオムレツにトマトを足したような味でした。トマトジュースというよりはケチャップに近かったです。

長ーいメンマ。食感が気持ちいいです。

終盤まで来たら、レモンを麺にかけて味を変えてみます。ドロッとしたトマトスープと、レモンのサッパリが合わさって、また新しい味が生まれました。例えようが難しい不思議な味でしたが、いけました、美味しかったです。

こちらは厚めのチャーシュー!冷たくサッパリ。ちなみにアンチョビはスープの底に入っていて終盤気付きました。最初に少しかき混ぜた方がいいかもしれません。
冷やし塩ラーメン(夏季限定)

こちらは夏季限定メニューとして販売されていた「冷やし塩ラーメン」、値段は忘れてしまいました…。冷やし中華とラーメンの中間みたいなラーメンでした。

トッピングは錦糸卵にトマト、ネギ、そしてナメコなんかが入っています。夏バテに利きそうです。

もちろん、麺もスープも冷たく爽やかでした。特に麺は、細麺ながらコシがあって噛み応えがありました。

スープは魚介系の、少し薄めの塩味です。
塩ラーメン

「しおの風」のオーソドックスなメニュー、塩ラーメン(650円)です。見た目に気を使った、お麩(ふ)と、その上に乗った赤いクコの実が印象的ですよね。

スープを含んでいます。味はあまりないんですが、周りの食材と比べて、食感の違いがあるので口が飽きないかも。

麺は浅草開花楼のストレート。

オーソドックスなチャーシュー。

スープも透き通っていて綺麗ですな。味はあっさりで、悪く言えばインパクトがありませんが、とっても食べやすいラーメンです。
塩まぜそば

「しおの風」に「まぜそば」があるのをご存知ですか?ある日、食べるものに迷っていて、食券機を見ていたら「塩まぜそば」というメニューを偶然発見したので、注文してみました。出てきたのは、しおの風らしい見た目の、一般的な「まぜそば」とは印象の違った、爽やかなものでした。

「しおの風」といえば、このお麩(ふ)と「クコの実」ですよね!この「まぜそば」では、4個入りという大サービス。まあ、実自体に味はあまりないんですけど、嬉しいですね(笑)。

通常のまぜそばというと、粉類が入っていて、それを麺に絡ませてザラザラの食感を楽しむ、という印象だったんですが、「しおの風」の「まぜそば」は、粉類は目立たず、代わりにこの「海苔」を混ぜて食べるイメージです。

ちなみに、写真だと冷たそうなイメージですが、「まぜそば」はとても熱々です。麺と海苔を意識して、豪快にかき混ぜてみましたよ。

こんな感じになりました!グリーンが綺麗ですねー。さすが、見た目にも気を使う「しおの風」のメニューです。食べた感想としては、「まぜそば」というよりも、どちらかというと「パスタ」みたいな印象でした。味はあっさりめで、ネギの苦味と食感が気持ちよかったです。

麺は平たく切られていて、味がしっかりと絡み付いていました。粉類がないのでスルスルいくかと思いましたが、良い意味でスムーズに口の中に吸い込まれません。「まぜそば」の要素をしっかり持っています。

こちらはチャーシュー。「ガツガツなまぜそば」を期待していると少々肩透かしを食らうかもしれませんが、この「まぜそば」、あっさりと言ってもボリュームは満点、味もしっかりと絡んでいて大満足です。「塩味のまぜそば」、人生で一度は味わってみて下さいね!
正油らーめん

2014年9月に再訪、「正油らーめん」を注文しました。この店に来て塩以外を注文するのは、どこかもったいない気がしますが、この日は正油の気分ということで…。出てきたのが、こちら。なんだか美味しそうじゃないですか。

この店のトレードマーク的存在のお麩、とクコの実。メニューが来たら、これがどこにあるかをまず確認してしまう私です。いい感じにスープを吸っていていいですね。

他メニューでは見かけなかった海草が。スープだけを取り替えて正油、味噌とか出すラーメン屋さんも多いですが、ここはトッピングにもこだわっているようです。

コリッコリで食感がすごい好きな長いメンマさん。

チャーシューもしっかりしてる。うん、やっぱり人気店だけあって、どの食材も手が込んでるなと再認識します。いっちょまえなこと言いますが、色々とラーメン屋さんに通っていて、本当にそう思う。「しおの風」、行って間違いはありません。

浅草開花楼の麺。個人的には、もっと硬くてもいいかなーとか思ってます。

スープもいい感じにネギが散らばっていて美しいですな。もちろん、味にも満足。「しょうゆの風でもやっていける」とまでは言いませんが、下手なラーメン屋さんのメインより美味しいです。何度も通ってみて「たまには気分を変えたい」と思っている人へ、正油らーめん、お勧めです!
辛味噌ラーメン(赤)

「しおの風」といえば塩ラーメンなんですが、たまには変化球も試してみたい。ということで、「辛味噌ラーメン」を注文してみました。味噌は「赤」か「白」を選べるシステムですが、今回は「赤」を選択しました。特選だと海苔が3枚、それぞれ味が違うそうですよ。

この店のラーメンは何と言っても見た目が整っていて美しいですよね。だから女性にも人気があるのでしょうか。この辛味噌ラーメンはどこか高級感があります。ネギにチャーシュー、味付け玉子に…

お馴染みのお麩とクコの実が入っています。スープの色が滲んで赤くなってしまっているのがいいですね〜(笑)。

真っ赤なスープ。激辛を想像しましたが、そこまでではありません。私のような激辛苦手な輩でも、味を楽しむことができましたよ。それにしても美味しい。

麺は太麺です。シコシコと噛み応えがあって、満腹中枢を刺激してくれます。この辛味噌スープに太麺の組み合わせは絶妙でした。ごちそうさまでした!
あさり塩ラーメン

2016年1月に再訪、今まで気になってはいたけど注文したことのなかった「あさり塩ラーメン」を頼んでみました。…これが絶品、この店で今まで食べた中で一番美味しかった!出てきたのがこちらです。

たっぷりのあさり、ネギ、そしてガーリックが少しだけ入っていました。ネギとガーリックの食感が絶妙に良いんですよね〜。

なんちゃってではなく、しっかりと実の詰まったあさりです。貝は用意された別皿に入れて下さい。

なんたって、このスープが物凄く美味しいんですよ!あさりのダシをこれでもかというくらい、たっぷりと吸い込んでいます。このラーメン、ここではメインメニューじゃないと思うんだけど、しっかりスープを作っているんだな〜と感動してしまいました。味わい深いですよ〜。

浅草開花楼の細麺。麺にあさりの旨味を取り込んだスープが絡み付いて、ズルズルッと吸い込む度に幸せな気分になれちゃいます。しおの風ファンのみなさん、今まで食べたことなかった人はぜひ注文してみて下さい!絶対に満足すると思いますよ〜。
特選煮干し塩ラーメン

2017年7月に再訪。「特選煮干し塩ラーメン」を注文してみました。料金は980円です。クコの実を見ると「あぁ、しおのかぜに来た」って感じがしますよね。

麺は浅草開化楼からいつの間にか菅野製麺所のものに変わっていました。

煮干しの出汁を活かしたスープ。強烈ではなく、ほのかに煮干しを感じます。

この店は塩と共に海苔にも力を入れているそう。この海苔、全て同じに見えますが、3つそれぞれ味が違います。ぜひ、食べ比べてみて下さい。

出汁だけかと思っていましたが、食べ進めると出て来たのは煮干しそのもの。具として食べちゃいましょう。美味しかったです。ごちそうさま〜。
角煮三色ご飯

2016年6月頃に再訪。ラーメン系は食べ尽くした感があるので、今回はサイドメニューの「角煮三色ご飯」を注文してみました。この内容で300円は良心的ですね!

しおのかぜの特徴といえばお麩だと思います。が、もう1つは巨大な長いメンマ。このご飯にも入っていました。お肉のタレの味が絡みついていて、これまた絶品でございます。

そして何と言っても美味しかったのは、少し硬めに仕上がっていたこのお肉。脂もバッチリのっています。ラーメンだけじゃ物足りないかも…という人は是非、食べてみて下さいね。
開店七周年記念キャンペーン

2014年6月初旬、開店七周年記念で「塩ラーメン」が半額390円で提供されていました。店は一日中、行列ができていてキャンペーンは大成功の様相でした!ちゃっかり自分も食べに行きました。竹の塚が誇る人気店としていつまでも、続けていってもらいたいです。
写真集
店内風景。
店内は全てカウンター席。テーブル席がないながらも、団体客や家族客をチラホラ見かけます。
店主の言葉。味噌に1年、正油に5年、そして塩に10年!何よりも「塩」にこだわり抜いたラーメン屋さん。それが「しおの風」です。
「しおの風」では「浅草開花楼」の麺を使っているそうです。塩だけじゃなく、麺にもこだわり抜いているとのこと。
食べログで2010年の「ベストラーメン賞」を受賞しているみたいです。すごい!
様々な地方から集められた厳選の塩の数々。これらが美味しいスープの食材になっているようです。
トッピング。左から「ねりうめ」「ガーリックチップ」「ゆずこしょう」。なかなかユニークです。
ここの魅力の1つがおしぼり。使い捨ておしぼり(ウェットティッシュ)が用意されています。
辛味塩ラーメン。ラー油が利いているけど、辛さはそれほどでもありません。アッサリ気分じゃない日にオススメです。
「しおの風」のロゴです。
個人的な評価
4.6
塩ラーメンが美味い店といえば「しおの風」と即答できるほど、塩ラーメンでは敵なしのお店です。カウンター席だけとはいえ店内は落ち着いていて、ウェットティッシュなんかも用意してある気遣いが心地いい。家族や恋人と来るのもオススメ。
この店のテーマでもある「塩」ですが、店主が、産地も特徴も違う塩の中から美味くなる組み合わせとして厳選した三種(鳴門、石垣、赤穂)を、ブレンドして使っているそうです。