梁山泊@竹の塚-贅沢特上ほほ肉に甘辛な「冬の力」!
公開日: 2014/01/05 | 更新日:
竹ノ塚で深夜にやってるラーメン店を探しているなら「梁山泊」!深夜というか早朝6時頃まで営業している、この界隈では老舗的存在の美味しい名店です。細麺にちょっと濃いめの正油味ラーメンと、雑炊が美味しいお店。
外観

2014年1月5日(日)、東京都の足立区にある「らーめん 梁山泊」を訪れました。
概要
名称 | |
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住所 | 121-0822東京都 足立区 西竹の塚 2-3-10 |
定休日 | 日曜日 |
営業時間 | 11:30〜6:00 |
電話番号 | 03-3854-9155 |
麺の種類 | 浅草開化楼 |
席 | カウンター |
駐車場 | なし |
開店日 | 1999年8月25日 (水) |
ウェブサイト | 公式サイト |
メニュー
らーめん | 750円 | ちゃーしゅーめん | 1,050円 |
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ねぎらーめん | 930円 | ねぎちゃーしゅーめん | 1,230円 |
たんたんめん | 1,030円 | 梁山泊らーめん | 1,100円 |
つけ麺 | 700円 |
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和風冷やしつけ麺(夏季) | 800円 | 冬のチカラ(冬季) | 800円 |
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夏の塩(夏季) | 800円 |
ふんわり卵の茶碗蒸し風 | 100円 | 雑炊 | 250円 |
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白ごはん | 150円 | ゆかりごはん | 150円 |
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ねぎめし | 300円 | そぼろごはん | 300円 |
アクセス
竹ノ塚駅からのアクセス
レポート
正油ラーメン

メニューは味噌、塩、正油と揃っているけど、私個人的に一番オススメなのは正油です。塩、味噌もいいけど、正油が一番スープが美味しい!

麺は細ストレート麺!スープが濃厚な分、味がよく染み渡ります。チャーシューと絡ませて食べやすいので、細麺じゃないとダメですね。

チャーシューは物凄く柔らかくてトロけます。「どれくらい柔らかいか」というと、お箸だけで簡単に千切ることができます。ちょこっと刻んでおいて、あとで雑炊用にとっておくのが吉です!
冬のチカラ

こちらは冬期しか提供していない「冬の力」、800円。つけ麺タイプです。麺の方にもけっこうな量のスープが入ってるのが斬新です。

デフォルトでガーリックが乗っています。これは温まりそう!実際に温まりましたよー。

こちらがスープ。メチャクチャよかったです!!辛味の利いたスープに生卵が入っていて、トロッとした食感で味がマイルドになっています。ピリッとした辛さと甘さがマッチしてます!

スープに麺を入れてそれを救い上げると…

生卵が利いているのでしょう。物凄くよく絡みます!この食感は絶対一度は味わってみて下さい。

そしてこちらがチャーシュー。ほほ肉でプリプリですよー。
塩ラーメン

「塩ラーメン」、800円です。梅干しが乗っているのが特徴的ですね。正油ラーメンとは対照的に、こちらはアッサリです。

麺はこんな感じです!

2014年8月25日、再訪で「塩ラーメン」を食べたんですが、正油よりも好きになってしまったかも…。タイプは全然違うんだけど、同じ竹の塚の「塩ラーメン」がウリの競合店、「しおの風」と余裕で渡り合える味。
雑炊

そして毎回楽しみにしているのがこれ。150円払えば雑炊にしてくれます。海苔とチャーシューと麺を少しだけ残しておくのです。

雑炊の溶き卵とネギってなんでこんなに美味しく見えるんでしょう。熱いので火傷しないように注意。まさに至福の時間。
ねぎちゃーしゅーめん(正油)

2014年8月に再訪、「ねぎちゃーしゅーめん」、1,230円を食べてきましたよ。味は塩、味噌、正油から選べて、「正油」を選びました。

大盛りで頼んだんですが、器が大きくてびっくり。横から撮影してみました。これは食べるのに気合いがいりそうだ(笑)。

二郎がモヤシならこちらはネギだ!というこの量。ピリ辛に味付けされています。今までは「ぶれん」の分厚いネギが好きだったんだけど、このタイプのネギも好きになってしまった。美味い!

ネギをかき分けると待っているのが、この店自慢の、トロトロのチャーシュー。いやあ、スープの表面を占領しています(笑)。これこそ、チャーシュー麺ですよね。

「梁山泊」といえばストレートの細麺。この日、初めてこのお店が「浅草開花楼」の麺を使用していることを知りました。太麺と細麺だと、意外にも細麺の方がスープをたくさん吸い込むそうですぞ。詳しい理論は毛細管現象を参照。スープがよく絡んで美味い!

スープも良し。このタイプのスープは、この辺りでは「梁山泊」でしか味わえませんな。ごちそうさまでした!
たんたんめん

2014年10月に再訪。もう何回行ってるのか分からない…。今回は「担々麺」を注文してみました。出てきたのが、これ。一般的な担々麺とは違う、「梁山泊の担々麺」ですね。この時点でかなり、香りが立ってます。お腹が減っていたら思わず鳴ってしまいそうなほど強力。

ガーリックの山が。いやああ、たまりませんな。

こちらがスープ。味噌味よりです。

いい感じに辛く、濃くて、ハフハフ言いながらガーリックと一緒に麺をすすります。もう1回言いますが、これはたまりませんな〜。一仕事終わって、後は家では寝るだけの状況で、かっ食らいたい一品。

担々麺にはキクラゲが入っています。

箸で掴むと形が崩れてしまう、トロットロのチャーシュー。圧巻。美味かったです!
梁山泊らーめん

ここの看板メニューで何回も食べてるのに、レポートしていないことに気付いた「梁山泊らーめん」。2014年9月に2回目の訪問で、注文してみました。特上ホホ肉とラーメンが別皿で出されます。ラーメンは正油を選択。

日ごとに数量限定の特上ホホ肉。これ、マジでトロけます。箸で掴んだ写真を撮るのが困難です。…そんなことどうでもいいですね…。少しずつ入れるもよし、全てを一気に入れるのもよし、一緒に来た彼女に分けてあげるのもよしです。

ラーメン自体は通常の「正油らーめん」と変わらないと思います。

案の定、箸で掴むと即、半分に千切れてしまった特上ホホ肉。麺と一緒に食べるといい感じにトロケて絡むんですよねー。

ホホ肉以外にも、ほぐされた肉がたくさん入っていますよ。

美味しかったです。ごちそうさま!
和風冷やしつけ麺

夏の限定メニュー、「和風冷やしつけ麺」を食べてみました。今まで夏限定メニューって食べたことなかったんですよね。出てきたのがこちら!ドーン!

スープは冷たいゴマだれです。ネギとゴマが風味を加える。

こちらが麺!量が多くて最高です。パラパラーっとかけた海苔にネギ、メンマ、チャーシュー。そしてナルトが見た目に良い効果与えてますよね。どれも冷え冷えです。

チャーシュー。味が濃い目なので、口に入れると思わず唾液が出てきちゃいます。これを麺と一緒に食べるのが美味しい。

冷え冷えの麺。ツルンっとしていて、コシがしっかり。噛むと硬めで、一噛みごとにお腹の満腹中枢を刺激します。

細麺なので、ゴマだれにとってもよく絡みます。ツルンっとした麺に、香り豊かな冷たいゴマだれ。暑さも吹っ飛ぶというもの。至福のひとときでした〜。
夏の塩

またまた夏限定メニューを注文してみました!今度は「夏の塩」。出てきたのがこちらです。夏仕様の塩ラーメンといったところでしょうか?キクラゲたっぷり乗っています。

レモンと梅、そしてコーンがサッパリ感を演出。いいですね〜。

もちろん、スープは冷たいです。梁山泊のあの塩ラーメンを冷たくして、レモンや梅のサッパリさが加わった感じ。冷たいラーメンもたまには良いものです。

麺は細麺。レモンをかけたり、梅干しと一緒に食べたりしながら、味変を楽しめるのが良かった!
特上ほほ肉

そしてこちらがサブメニューの特上ほほ肉500円。ちょっと濃いめのトロけるやわらかお肉を、カラシと一緒に食べます。肉もトロけるし頬もトロけます。

肉は冷たく、こんな感じでプルンとしてます。

お箸で少し広げるだけで千切れてしまいます。
餃子

10年くらい通ってきて餃子を食べたのは初めてかも?立派な器に餃子が5個、ドロッとしたタレと一緒に提供されました。

パリッとした中が熱々、ネギと一緒に食感を楽しんで食べます。元々、餃子には味が付いているので、タレをつけないでも美味しいですよ。
お持ち帰りサービスなど

なんと梁山泊では相談するとお好みのオリジナルラーメンを作ってくれるそうです。また、ほぼ全ての商品を持ち帰り用に販売しているそうです。具体的な値段などは書いていませんが、ほしいものがあったら店員さんに伝えれば、販売してくれるとのこと。

さらに予約をすれば、出前はやってないけど、店舗からラーメンを持ち帰るためのラーメンを作ってくれるそうです。これは近所の人には嬉しいサービス!

回数券も販売されています。常連の人は必須ですねー。

ラーメンは注文する時に、固さや味を指定することができます。店員さんの方からは聞いてこないので、こちらから伝えましょう。
16周年創業祭

2014年8月25〜30日まで、「16周年創業祭」を銘打ったキャンペーンが開かれていたので、初日に早速訪問。こういうキャンペーンがあると、久々のお店を訪れる良いきっかけになりますよね。大賑わいで満席でした。うーん、やっぱり梁山泊の人気はすごいや。巷の有名店みたいに行列ができるような爆発的人気じゃないんだけど、普段から中に入ると絶対に8割りくらいの席が埋まってる。

2014年は竹の塚に住むラーメン好きの自分にとってはちょっぴり寂しい年になった。「いるか」「魂のチャーシュー」「両田」「おたけ」「まるげん」「清正」「神楽」…、これだけの竹の塚のラーメンブランドが姿を消してしまった。続けることが如何に難しいかは素人でも分かる。そんな中、1998年から人気店としてここまで続いている「梁山泊」は別格だ。年に1、2回しか行かない程度の客だけど、これからも地元の誇れるラーメン屋さんとして、ずっと長く続いていってほしいです。
写真集
資料集
店長さんは「山頭火」出身
『山頭火』の流れを汲みつつ、独自に追求したスープはゲンコツ、魚介類、野菜などを約40時間煮込んで臭みを取り除いたもの。
梁山泊の店長さんはどうやら、『山頭火』で修行したらしいです。そういえば、「塩ラーメン」は梅干し乗っているところをはじめ、山頭火と似ていますねー。
店名の由来

梁山泊
中国山東省の西部地区に兗州(エンシュウ)と言う地方が有り
その地の南東部に位置する梁山の麓にあった沼沢のことでもとは鉅野沢(キョヤタク)と称されていた。宗代になって盗賊であった宗江らが砦を結んだという天険の要塞地であり、この故事が「水滸伝」に記されて以来、一般に豪傑、野心家等の集合する所を言い
そこから転じて、その世界、その業界等での頂点を目指す人の事をも「梁山泊を目指す人」「梁山泊になりたい」などと表現する様になったとも謂われている。当店もこの店名に恥じない味の為に今後も努力を続けて行く所存です。
店主
個人的な評価
4.9
冬季限定の「冬の力」、最高でした!次点で正油ラーメン、ほほ肉も安定しています!! 1つだけ、店員さん、ラーメンの丼を直接渡してくるスタイルなので、熱くて慌てて落とさないようご注意下さい。あと喫煙可能で分煙はありません。常連さんがガヤガヤと喋っている雰囲気のお店で、吸っている人はけっこういます。「タバコどうしてもやだ!」という人はご注意。
ラーメン激戦区、竹の塚で15年以上、人気店として存在し続ける名店。「この地域でラーメンを語るならまずここに行きましょう」ともいうべき存在のお店です。