らぁめん雅知@竹の塚-高級中華を応用した絶品ラーメンの数々!
公開日: 2014/09/06 | 更新日:
高級中国料理店で18年間、修行を積んだ店主さんが作るラーメンという触れ込みの「らぁめん雅知」がオープンしたので、早速、行ってみました。
外観

2014年10月4日(土)、東京都の足立区にある「らぁめん 雅知」を訪れました。
概要
名称 | |
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住所 | 121-0807東京都 足立区 伊興本町 1-10-1 |
定休日 | 水曜日 |
営業時間 | 11:30〜14:30、18:00〜23:00 |
電話番号 | 03-5809-4134 |
麺の種類 | 三河屋製麺 |
席 |
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駐車場 | 2台 |
開店日 | 2014年10月4日 (土) |
前の店 | 麺屋清正 |
ウェブサイト |
メニュー
あっさり鶏そば | 730円 | 特製こってり豚そば | 980円 |
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特製あっさり鶏そば | 980円 | 汁なし煮込みそば | 750円 |
こってり豚そば | 730円 |
鶏ちゃーしゅー | 300円 | ごはん | 100円 |
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豚ちゃーしゅー | 200円 | 本日のごはん | 300円 |
鶏から | 300円 | ちゃーしゅーごはん | 300円 |
アクセス
竹ノ塚駅からのアクセス
文章では案内しにくい近道を写真付きで紹介します。竹ノ塚駅の西口を出たら右側にあるサンクスの手前の狭い商店街に入って下さい。
すぐ角にコインロッカーがあるので、そこを右に曲がって下さい。
左側にエリカという純喫茶が見えます。ここをそのまま通り過ぎて真っすぐに進んで下さい。
突き当たりを、左側にくねるように進んで下さい。写真の矢印を参考にして下さいね。
しばらく道なりに進みましょう。
約1分くらい歩くと、駐輪場に突き当たります。こちらを左折して下さい。
左側にタケヤという商店街があるのを目印にして下さいね。この道を真っすぐ進んで、突き当たりの分かれ道を右側に進んで下さい。
右側にファミレスの「花屋与兵衛」が見えるので、そこを目指すように進みましょう。
「花屋与兵衛」の手前に横断歩道があるので渡っておきます。渡ったら右に曲がって進むと左側に店舗が見えてきます。
駐車場
レポート
あっさり鶏そば
中国料理の上湯をベースに作ったスープ!!丁寧に仕上げた上湯スープのなかに、さらに鶏節の旨みをプラス。あっさりした中に、鶏のうまみが凝縮されたキレのある一杯!!

開店日の時点でメインメニューは「あっさり鶏そば」「こってり豚そば」「汁なし煮込みそば」の3種類。販促チラシなんかを見ると「汁なし煮込みそば」がプッシュされていたんですが、ここはあえて正統派な「あっさり鶏そば」を注文。出てきたのがこちらです。

「高級中国料理店で18年間修行」という触れ込みで先入観も後押ししてか、中国料理っぽい見た目です。各場所の色がくっきりと分かれていて綺麗だなーと思いました。後で紹介する「こってり豚そば」とは違って、こちらはすごく「繊細さ」を感じるラーメンでしたよ。

トッピングはチャーシューにタケノコ、サフランに三つ葉、海苔。

麺は「三河屋製麺」のもので、細麺でした。硬さは普通。

こちらがスープ。「上湯(じょうたん)」という中国料理で用いられるスープで、大山鶏を含め数種類の鶏の、厳選した部位を混ぜ合わせて作られたそうです。店主さん自信のスープというだけあって実に美味しかったです。味を表現するのは難しいのですが、「今までに味わったことのない鶏スープ」で、うん、いわゆる中華です。この店でしか味わえないラーメンですね。「オリジナリティ」の面では、自分の中で、2014年6月に開店した「きち」とツートップになりました。もちろん、全然違う方向の味なんですけどね。

2枚入りの鶏チャーシュー。周りの皮の食感もよかったなー。さすが、手が込んでいます。ちなみに特製だと、なんとこれが5枚入りみたいです。「がっつり食べたい」というよりは「美味しいラーメンが食べたい」という気分の時にお勧めしたい一品。
特製こってり豚そば
丁寧に下処理した豚骨を長時間、強火で炊き上げたスープ。長時間、強火で炊くことで特有な香りをおさえたマイルド仕上げ。豚本来の旨みを感じることのできる味わい深い一杯!!

こちらは「特製こってり豚そば」、980円でございます。「あっさり鶏そば」の繊細とは正反対で、こっちは「ガッツリ食べたい派」の胃袋を十二分に満たしそうな一品です。特製だからか、モヤシとキクラゲが山盛り。

「中華そば 椿」を思わせるような分厚い豚チャーシュー。しかも、物凄くトロけます。一口でお気に入り。これにはやられました。

「あっさり鶏そば」とは全然違って、舌に絡み付くような超絶に濃厚なスープ。だけど嫌な後味も残らないし、不思議と「上品さ」を感じるんです。

麺は太麺。適度に噛み応えがあって、するーっと口の中を通っていきます。

玉子は1つが丸ごと、入っていました。

中を開くとジュクジュク。後半にスープ全体にかき混ぜてみるのもいいんじゃないかなーと思ったりしました。美味しかったです!
汁なし煮込みそば
見た目は、まぜそば!!固めに茹で上げた太麺にスープを吸わせて煮込み、汁がないのにスープの旨みが麺に。麺から、マヨ、チーズ、揚げめんなどをのせたジャンクな一杯!!

こちらは「汁なし煮込みそば」、750円です。並盛り、大盛りなど、量の選択はできません。

開店前に公式ホームページなどで写真を見ていたのですが、想像以上に器が大きくてビックリしました。左側のコップも大きめのサイズなのですが、比べると小さく見えてしまいます。かなりボリュームがあったのは嬉しい誤算でした。写真は損してるな〜。

頂点に綺麗に乗っかっている生卵を崩してかき混ぜます。

こちらはサイドメニューとしても提供している唐揚げ。思いっきりマヨネーズがかかっていますね。手羽先だと思うのですが、硬いけど骨はありません。

なかなか珍しい揚げめん。メインの太麺と一緒に食べると食感を楽しむことができました。B級グルメにベビースターってマッチしますよね。これはベビースターではありませんが、似たようなもの。

麺は熱々で、触れ込み通り、味が付いています。言葉通り、「染み込んでる」という印象で、とってもねっとり濃厚です。ズルズルっとした感触もあるので、満腹中枢に働きかけてくれます!この麺は美味い!これに慣れて基準になると、他店のまぜそばの麺に物足りなくなっちゃうかも。

マヨネーズが染み込んだ唐揚げ。少しずつ噛み千切って、麺と一緒に食しましょう。

器の底には、麺に染み込んでると思われるスープがありました。生卵と相俟って濃厚ながらマイルドになっています。「汁なし煮込みそば」、美味しかった!ボリュームも申し分ないので腹も満たせました。個人的な好みで順位を付けるなら、これが1番だな〜。「汁なし煮込みそば」「こってり豚そば」「あっさり鶏そば」の順にお勧めします。
ちゃーしゅーごはん

「ちゃーしゅーごはん」、300円を注文。

「あっさり鶏そば」と「こってり豚そば」、それぞれで使われているチャーシューが乗っていました。まさに「雅知」の全てが集まった1杯と言えるのじゃないでしょうか?

そのまま乗せたというわけではなく、しっかりと炙ってあるチャーシュー。香ばしい〜。
あっさり松茸そば

開店一周年記念イベントで提供されていた、「あっさり松茸そば」を食べてみました。料金は780円と良心的。名前通り、とってもアッサリした見た目です。

おお、真ん中にありました、松茸が。庶民の私には、その味が全く分かりませんが、風味はありました。とりあえず、いきなり食べるのはもったいないので、スープの中に沈めておきました(笑)。スープに味が混ざるといいなー、と。

このラーメン、めちゃくちゃ美味い!うん、他のメニューより好きだ!後味はあっさりとしているんだけど、実は色々な味が含まれていて、舌で味わうと濃厚なのです。一番近いのは、西新井駅にある「えだぐち」のベジポタですね。絶品ですよ、これ。

雅知は1つ1つの素材が丁寧に調理されていて好感が持てるんですよね。このお肉も柔らかいけどコリッとしていて美味しかった。

三河屋製麺の麺です。絶品スープがよく絡む細麺。大盛りにできたか分からないけどすればよかった。あっという間になくなってしまいました。これ、通常メニューに加えてほしいなー。松茸乗せないでいいので(笑)。雅知の三大メニュー(あっさり、こってり、汁なし)って、絶品過ぎて「一回食べるとしばらくはいいかなー」って気持ちになるのですが、これは毎日でも食べられる系なので人気出るんじゃないかな。ごちそうさまでした。
開店一周年記念イベント

2015年10月2日から3日間、開店一周年記念イベントが行なわれていたので、参加してみました。なんとこの日は「汁なし煮込みそば」が390円!!そして、この日にしか食べられないという限定メニューの「あっさり松茸そば」が販売されていましたよ。
当日には三河屋製麺の代表取締役、宮内巌さんからの花束が飾られていました。ラーメン激戦区の竹ノ塚で、ブランドなし、個人運営の新店が一周年を迎えるのは偉業だと思います。一品一品が極上の雅知さん。これからも美味しいラーメンを提供していって下さい。
写真集
開店日の様子

「中華料理店で18年間修行した」という触れ込み通り、一般的なラーメン屋とはかけ離れた、高級料理店やホテルからの花束が目立ちます。これは期待できそう!
個人的な評価
4.8
「高級中国料理店の店主が作るラーメン」。期待はずれになるどころか、想像以上に満足なメニューでした。「あっさり」と「こってり」、両極端の性質を見事に実現していましたよ。それぞれのメニューで1つの店舗が開けそうなくらいの完成度の高さに素人ながら感動。地元に愛すべきオリジナルブランドのラーメン屋さんが加わりました。
開店割引など行なわれていないのに、訪問時点で既に8割方の席が埋まっていたことに驚き。期待していた人が多かったんですね〜。気になっていた人は、ぜひ、足を運んでみましょう。専用駐車場もあるので、遠くからでもOKですよ〜。絶対に外れません!