らーめん食堂 えだぐち@西新井-珍しいベジポタスープのラーメンを食べてきた!
公開日: 2014/08/12 | 更新日:
足立区西新井駅東口、イオンの前にあった「らーめん食堂 二枚看板」が名前を変えてリニューアルオープン!「二枚看板」から「三色(+2種)」へ進化した「らーめん食堂 えだぐち」でラーメンを食べてきました。
外観

2014年8月12日(火)、東京都の足立区にある「らーめん食堂 えだぐち」を訪れました。
概要
名称 | |
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住所 | 121-0816東京都 足立区 梅島 3-33-9 |
定休日 | 火曜日 |
営業時間 |
|
電話番号 | 03-3840-1770 |
麺の種類 | 村上朝日製麺所 |
席 | カウンター |
駐車場 | なし |
開店日 | 2011年1月25日 (火) |
ウェブサイト |
メニュー
[黒]濃厚鶏ベジポタ塩ラーメン | 730円 | 味噌らーめん | 780円 |
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[白]淡麗魚介系塩ラーメン | 690円 | つけ麺 | 780円 |
[赤]濃厚魚介系醤油ラーメン | 760円 |
チャーシュー丼 | 300円 |
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アクセス
西新井駅からのアクセス
レポート
[黒]濃厚鶏ベジポタ塩ラーメン

「二枚看板」時代の「極・塩ラーメン」と「匠・塩ラーメン」という「二枚看板」から、「黒」「白」「赤」という「三色」に進化したということで、今回は「黒」を注文してみました。「濃厚鶏ベジポタ塩ラーメン」で、値段は730円でした。

鶏白湯スープに野菜の旨味をギュッと閉じ込めたコラーゲンたっぷりの、ポタージュ仕立ての塩ラーメン。黒い器とは対照的なジャガイモを思わせる色のスープが美しいですね。トッピングはアッサリめで、チャーシュー、海苔、メンマ、ネギ、そしてほうれん草。スープと麺を純粋に楽しめる構成です。

ベジポタスープは竹ノ塚にある「濃厚豚そば ぶれん」で経験済みですが、こちらは鶏白湯の優しくて深い、濃厚なコクを感じます。物理的じゃなく、心理的に温かい気持ちにさせてくれます。これは美味しいです!一撃(最初の一口)で虜になりました。

麺は中細のストレートといったところでしょうか。「村上朝日製麺所」というブランドらしいです。

インパクトはないけど、その分、ベジポタスープの味を邪魔しない柔らかいチャーシュー。いいです。雑炊用に、海苔と一緒に半分残しておきました。
[白]淡麗魚介系塩ラーメン

2014年10月現在、西新井ではイチオシのラーメン店、「えだぐち」に再訪。今回は「白」の「淡麗魚介系塩ラーメン」を注文しました。縦長の器には、透き通るような美しい世界が広がっています。いやあ、ここのラーメンは本当に上品だ。しかも美味しい。

余計なトッピングが一切ないのが個人的にすっごく好きなんですよね。そうなると自然とスープに注目がいくんですが、そのスープが本当に美味い。

あっさりだけどコクのある、ちょうどいいバランスの塩味。

なかなか味の表現って難しいんですが、気付いたら食べ終わってた。そんなラーメン。「これは美味い!」っていうようなインパクトある感動じゃなくて、「あぁ〜、やっぱおいしいな〜」とじんわりな感動。変な表現だけどおじいちゃんになったような気分。美味しいな〜と麺をすすっていたらなくなっていました。前回の「黒」のベジポタが本当に美味しかったので再訪、「他のメニューはどうかな〜」と不安な気持ちもありましたが、大満足でした。
[赤]濃厚魚介系醤油ラーメン

色があと1つならば揃えるしかない!ということで、まさかの翌日再訪。ラーメン食い過ぎ小池さんだ。ということで、「赤」の「濃厚魚介系醤油ラーメン」を注文しました!出てきたのは、どこか懐かしい見た目の醤油ラーメン。なんでも店主さんは北海道出身だそうで、これは北海道の魚介スープと鶏ベジポタ白湯スープを混ぜたものらしいです。

少しも奇を衒(てら)わない正統派の醤油スープ。よく他店と差をつけること、革新を起こすことが目的になっちゃってるようなラーメンを見かけるが、それは違う。革新は「結果」であって、「目的」にしてはいけない。純粋に良いものを求めることこそが重要なのだ。…みたいなことをAppleのジョナサン・アイブっていう人が言ってたみたいです。良い言葉ですよね。まさにこの醤油スープはそれを地でいくような味。心がホッとするような美味しさ。「奇」なんて1つもいらない。シンプルで十分だ…。

正直なところ、麺は全然、印象がないんですよね…。だってスープが美味しいんだもの(笑)。スープばっかりに意識がいってしまいます。しょうがないじゃない…。

チャーシュー、しっかりしています。適度に厚みもあって、プリッとした食感。「赤」「白」「黒」、どれも文句のつけようのないくらい美味しいラーメンでした!
つけ麺

2015年に再訪。今回注文したのは「つけ麺」です。「えだぐち」ではこれまでラーメン系ばかりだったので、ドキドキ。出てきたのがこちらです。

おお、なかなか大きな器でテンションが上がります。いいですね〜。

スープです。魚介系。「えだぐち」の良さはやっぱり、無駄なユニークさがなく、オーソドックスなところだと改めて思います。美味しい。

モチモチの麺が、食べていて気持ちいい。

チャーシューです。このチャーシューをとっておいて、後で雑炊にして食べるのも良さそうですね。ランチサービス時などは利用したいものです。
辛つけ麺

「つけ麺」に100円プラスで、「辛つけ麺」を注文することができます。基本的に「つけ麺」と内容は一緒だけど、当然ですがスープが赤い。

スープは思いの外、辛めです。「辛い」といって大して辛くない例は多いですが、「えだぐち」の辛つけ麺はしっかり辛いのでご安心を。コチュジャンがかなり強め。

麺を絡めて食べる、食べる。汗が出るので、夏のランチ時にはあまり食べたくないかも(笑)。
ランチサービス

11〜15時の間は、ランチサービスになっていました。これは嬉しい誤算!ベジポタスープの雑炊を食べてみたくなったので、今回は「ごはん(小)」を付けてもらいました。店員さんの方から「どれにしますか?」と聞いてきてくれます。
雑炊

この時のために海苔とチャーシューを残して、「濃厚鶏ベジポタ塩ラーメン」で雑炊を作ってみました。スープが美味しすぎたので、残りが少なめだったのは反省点(笑)。

うん、確かに美味しい。ですが、個人的には、スープを純粋に飲んだ方が得だと思いました。これは雑炊が物足りないのではなく、スープがそれ以上に美味しい!という意味です。
写真集
営業時間は曜日によって違いがあるので要注意。火曜が定休日です。
「あっ、らーめんが食べたい!」と思った人は、絶対に入りましょう。満足するはずです。
店内風景。木彫で構成された清潔感溢れる店内、席はカウンター席のみとなっています。
無料のトッピング。ニンニクや胡椒、七味など一通り揃っていましたよ。
「えだぐち」では店主さんの出身地、北海道の「鮭節」を食材として使っているそうです。「白」「赤」「つけ麺」のメニューで、その味を楽しめます。
「週刊大衆」のグルメコーナーで取り上げられたそう。こうやって本当に良い店がどんどん有名になっていってほしいところです。
「えだぐち」のロゴです。「二枚看板」時代のどこか高級でシックなイメージから、一気にポップになりましたね。こっちの方が好きです!
個人的な評価
5
小綺麗なだけで味は記憶に残らないラーメン屋さんって意外と多くて、「清潔感溢れるこの店舗は、もしかしたらその類いなんじゃないか?」と心配していたんですが、それはもう杞憂でした。大満足のベジポタスープ。他の店にはない個性と美味しさを備えたメニューで、他のメニューも食べたくなってしまいました。こんなラーメン屋さんが身近にあったことをこれまで知らなかったことに後悔です。
午前中でしたがお客さんは席の半分以上入っていました。存在をあまり意識してなかったけど、人気店なんだなー。ラーメンは「黒」しか食べてませんが、メニューを見たところ全体的に上品でアッサリな模様。なので、彼女を連れて食事なんて用途にも良さそうです。「二枚看板」から「えだぐち」へリニューアルしたことをきっかけに、私みたいにちょっと寄ってみてファンになってしまう人が増えたらいいな。ますます発展していってほしいお店です。